第33話 タイムアタック
「それで、何をするんだ?」
部屋の
「そんなの決まって――って、これ、新しいやつじゃないですか?」
「目ざといわね。
「さすがだぁ」
マツとナオキは、別々に見えて近い感想を
ハジメが、ゲームソフトの内容について説明する。昔のゲームの一部を切り出して、お題に挑戦するものであること。いろいろなゲームが入っており、それぞれ操作感覚が違うことなどを語った。
「――というわけで、これはゲームでタイムアタックをするやつなんだ」
「
「ふっ。望むところよ」
ふたりが同意したことで、
まずは、パワーアップアイテムを取るまでのタイムの早さを競う。
の前に、ふたりともこのソフトをプレイしたことがない。
「むずかしいですね」
「練習では、アタシの勝ちね」
「二人とも、なかなかやるじゃないか。初めてにしては」
ハジメが
「それじゃあ、本番、いってみようか」
なぜかナオキが仕切っている。人の家でこいつは。いかん、いかん。余計なことは考えるな、と思った部屋の
先攻は
「へぇー」
「すごいですね」
後攻はマツ。
「ざっと、こんなものよ」
「くっ」
結果はマツの勝ち。
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