第6話 今更ドンファン?
ご飯を食べおわり、またしても宿を迷子になり
いったいここはどこなんだ?
と四人でうろうろ。
何とか辿り着き、部屋には布団が敷いてありました。
ボケ作が突然、昔の話をしだしました。
「やっぱりよー、嫌なことは忘れるように
しなかんぞ。
俺も眠れん時や考えて胃が痛くなった事もある。」
「ええーーっ!!ちょいと聞いたー?
この人が悩みだってよぅ。
嘘ばっか!」私
「お父さん、ボケてんじゃない?
作話だわ。悩みなんて無いでしょう?
いい加減なんだから?」ゴリラ🦍
「いや、あったぞ。
だから、頭にハゲが何個もあっただろうが。」
ボケ作
「あー、そういえば、塩をこすりつけとったわ。ハゲに。思い出した。あれ、なんで?」
ゴリラ🦍
「あれは、お母さんがあんまりにもキツいもんでハゲたんだ。」ボケ作
「はぁーーー?
私なの?毎晩、飲み歩いて帰ってきても
何にも言わなかったじゃん。
よく言うよねー。」私
「いや、やっぱりな、チンパンジーの事があった頃からイライラしとったぞ。
まっ、それも今から思えば仕方ないことだったんだなと思うわ。」ボケ作
ふーーん。
そう思ってたんだ。
よろしい!!
私はしんみりと聞いていた。
「おい、テレビで、またドンファンだと。
この人の相手の女の人、気持ち悪いなぁ。
真っ黒の髪の毛にサングラスしてよー。
誰なんだ?あれは?」ボケ作
「なーに、お父さんも気になってた?
そうなんだよね。
ドンファンのその後ってさ、どうなってるんだろうね!
あの女の人、今どこに住んでると思う?」
ゴリラ🦍
せっかく、いい話の流れだったのに、
テレビのニュースでドンファンが出たばっかりに、この親子はドンファンと例の女性の話に盛り上がりっぱなしだったのでした。
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