夢が絶えない吸血鬼
そーてつ
第零話 生まれ堕ちるヴァンパイア
起きたら吸血鬼になっていた。
いやほんと、信じて欲しい。「何言ってんだこいつ」とか思わないで。
長い──それも、永遠に覚めないんじゃないかと思うほど長い夢を見ていた気がするんだ。
真っ暗な空間だった。俺はそこをずーっと歩いて、歩いて...そして光が見えてきたからそこに向かって進み...
今に至るというわけだ。
ちなみになんで吸血鬼かわかるのかって?そりゃ簡単だ、起きて鏡見たら牙みたいなん生えてんだから。
「とりあえずどうするか...」
なにをするかな、と思って部屋を見渡す。どうやらこの家は二階建てのようだ。普通に人間の家にしか見えんが...と、思いながら窓を開けて思わず俺は目を見張った。
「...は?」
俺が見た光景は、街だ。一件普通の街に見えるが、街の人々をみると...人間じゃない。羽も生えてるしなんかマントみたいなん来てるし。
そこで俺はきづく。最初に気づくべきだった事実を。
「俺は...誰だ???」
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