何故か毎晩泥酔した社畜OLが私に甘えてくる。酔った勢いか知りませんが、「同居したい。結婚したい」と懇願してくるのですが……

友宮 雲架

第1話 最悪な出会い


 酔っ払いは突然現れた。

 深夜0時過ぎ。私は既に寝ていたのですが、余りにもインターホンの音が煩いので、怖かったけど、出てみる事にした。


「はい、どちら様でしょうk――」


 ドアを開けた先に居たのは知らないお姉さんでした。


 長いストレートの髪を下ろしていて、雑に扱われたシワシワのスーツを着ている。目には涙を浮かべ、気持ち悪そうな表情をしているが、今は放っておこう。


 髪型は私と同じですね。


 それはいいとして――。


 あなた、誰ですか?


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