氷の惑星
@r3B7
第1話
ある夏の日のこと、その日は日が照り返すような、猛暑だった。
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「悠くん、外国には、とても大きな虫がいるんだよ、1メートルもあるんだ!」
「うそだぁ!ありえねぇ!」
そう返す僕は、悠太、小学5年性だ。そして、このほら吹き話をしているのが僕の家に居候している、津田幸男、38歳。僕の家ではぐりちゃんと呼ばれている。僕はぐりちゃんが大好きだ。
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僕は今、夏休み中だ。だから、大好きなぐりちゃん部屋に行っては、ほら話を聞いている。
今日は惑星の話だった。
「悠くん、氷の惑星って知ってるかい?」
「氷の惑星?彗星かなにか?」
「違うんだなぁ、それを見たものは幸せになれる、という幻の島なんだよ。」
僕は、またほらを吹いた、と思った。ぐりちゃんは、ほら話をする時、目を細くする。この話を話した時も、目を細くしていた。
僕は、次は次は、とせかしていると、ぐりちゃんは言った。
「しょうがないなぁ」
またぐりちゃんは目を細めた。
「!?」
僕は驚いた。ぐりちゃんが瞬く間に、僕の近くにきているからだ。そして、ぐりちゃんは言った。
「悠くんは鈍感だなぁ。」
そう言われた後、下半身を見た。そこには、丸いねとっとした、氷の惑星のようなものが見えた。その後、僕はものすごい快感に襲われた。そして、ぐりちゃんの、手がこちらに近づいてくる。何をしているかはわからないけれど、さらなる快感に襲われた。僕は言った。
「確かに幸せになれたよ」
そう言えば、なぜぐりちゃんなのだろう…
氷の惑星 @r3B7
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