帰り道

随分と時間が経ってしまったね

考えようとすると頭の中

自分でもどうすることも出来なくて

焦って

苦しかった


いつもこの道歩いて来たけど

この道を歩いて来た自分自身が

いつでも同じだったワケじゃない

嬉しい日も

悲しい日もあった


この坂登る度

季節は僕の足元を通り過ぎて

歩いた距離だけ遠ざかる

日々の重さが切なくて

もう ここまで来たよ


いつだって出席番号は

君の方が早くって

いつでも背中しか見えなかった

君の名前

僕の名前


いつもの公園抜ける度

分かりもしない明日に向かって

一歩一歩近づいてく

それが何故か寂しくて

今ここで立ち止まる


これから歩く道

まだ全然見えないけれど

不安なことも

たくさんあるけど

この道と決めたから

やっと一歩歩き出すよ


ここで「さようなら」

泣きたいような

それでもいつか笑顔交わせたら

きっとそれも幸せ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る