花火
夏の日が過ぎてゆくのに
焦ってばっか 何もできなくて
みんなの背中 追いかけてる
海辺であった花火大会
久しぶりの笑顔
でも
何故か寂しいよ
ひとつ赤い花が
星の見えない街の空に
輝いた
朝 青い教室の切なさも
放課後 黄昏
噛みしめた悔しさも
遠のいてくよ
帰り道
電車の中から見えた花火
遠のいてくよ
ひとつ青い花が
記憶の中
静かに消えてった
指の間を日々がすり抜けてく
いったいこの手のひらに
何が残るんだろう
いったいこの手のひらで
何を掴むことができるだろう
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