海への道

何かあると思ってた

でも結局何もなかった

最後の夏が巡って来て

青い空「暑くなった」とつぶやいた


もう疲れたよ

そろそろ あの海に戻りたい


昼下がり

思いっ切り窓開けて

音楽ガンガン鳴らして

どこまでもどこまでも 高い空

この心 上ってく


「結局何がしたいわけ?」

そう自分に問い掛けた

答えなんてないんだろう

そんなことすら分からない


もう最後だね

そろそろ ケリを つけようか


日が沈む

重いドア押し開けて

肌寒くなった外

いつまでも いつまでも 赤い空

今のまま 駆けて行く


いつか大人になるんだろう

そんな日が 来ることに

焦ってる もう疲れたよ

そろそろ あの海に戻りたい

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る