私的に史的な詩的の詞

@pu8

もう一眠り

ガルバリウム鋼板の屋根が響かせる雨音で目が覚める、完全なる朝寝坊。

寝癖を直しながら、父の車で高校まで送ってもらう。

車内、エアコンの風からほんのり漂う煙草の香り。

聞き慣れぬラジオ。

赤信号、ワイパーと連動するウィンカーの音にあやされて……もう一眠り。

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