第2話~友情~

あれから何日たっただろうか。私はまだいじめられる。今日も学校に行かなければならないとなると吐き気がしてくる。そう思いながらリビングへ行くと小説家のお姉ちゃんがご飯を作っていた。私は「おはよ」というとお姉ちゃんが

「ちょっと遥!あんたどうしたの?顔色がすごく悪いよ!?」

体がストレスを感じていたのだろう。鏡を見ると私の顔色はすごく悪かった。クマもできてる。お姉ちゃんが学校を休むように言ったのでしかたなく学校を休んだ。うちの家庭は高校生になったら子供だけで暮らすルールなのでこの家には私とお姉ちゃんしかいない。お姉ちゃんは部屋にこもって小説を書いている。あー美優たちは「あいつとうとう不登校になった」とか言ってるんだろう。なんだかあきれる。私には友情というものがないのだろうか。そんなことを考えてるうちに私は眠ってしまった。


起きたら夕方になっていた。あれ?もうこんな時間なのか。お昼ご飯も食べてない。でもおなかはすかなかった。 するとちょうどいいタイミングでお姉ちゃんがおかゆを持って入ってきた。

「遥。やっと起きたの。おかゆ作ったから食べなさい。学校は明日いけそう?」

私は「うん!ありがとう」というとお姉ちゃんは安心したように「じゃあ私買い物に行ってくるから」と言って家を出て行った。

しばらくしたら「ピンポーン♪」とチャイムが鳴った。こんな時間に誰だろう?と思って扉を開けるとそこには同クラの女子生徒がいた。

「小野落さん・・・」

その顔を見て私はつぶやく。その女子生徒は昔私が美優たちといじめていた、小野落香織だった。

3話へ続く

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