第34話 レベル上げ3
元の場所に戻り、3人ばらけてダンジョンを探す。運良くダンジョンが見つかりさっさと倒して行く。
石造りのダンジョンだ。
5階層まで順調に進み最後のボスはまたヴァンパイアかよ!
「サンダーインパクト」
『ガァアァァァ』
と、ほれよっ!
首を落とすと消滅する。
レベルは1上がっただけだ。
外に出るとまだ誰もきていない、ダッシュで2回目!
ほとんどボス戦だけで、5階層のボスもまたなんなく攻略し、レベルは今94だ。
「はぁ、はぁ、はぁ」
「なーに息切らせてるんですか?」
チフユはもう帰ってきてジュースを飲んでいた。
「ちょっとな、それよりどうだった?」
「4階層までやって、今レベル45だよ」
「そうか、アキラは?」
「まだかな?」
「ん?出てきたな」
「おーい、アキラ」
「おう、2周したぜ」
「おまえもか」
「は?この短時間で?」
と驚くチフユ、
「2周目は殆どボス戦だからな」
「だな、5階層はヴァンパイアだったよ」
「こっちはキングデビルブル、マジ疲れるわ」
でも2周した甲斐があったみたいだな。
「レベルは?」
「75そっちは?」
「94」
「ふ、2人ともちょっとは休めよ!私が置いてかれるだけでしょ!」
と憤るチフユ。
「皇居のドラゴンがどんなもんかわかんないから上げとくべきだ」
「そうだぞ?それに久しぶりにレベル上げが出来たからな!」
「クッ!私だって頑張ってるっつーの!」
「はいはい、頑張ってる」
「ぶーー」
ダンジョンコアに触ってもらったのは俺もアキラも体術だった。
まだ時間はあるけどとりあえず昼飯にする。
近くの公園でカップ麺を食べる。
「2人ともどれだけ上げるの?」
「俺はとりあえず100」
「俺も目標はそうだな」
「は?100?私まだ50もいってないんだよ?」
「うん、だから頑張れよ?」
「そうそう」
「くっそ!私の伸び代見せてやるんだから!」
「でも無理はするなよ?」
「死んだら元も子もないんだからな」
「分かってるけど、焦るに決まってるじゃん!」
「まぁ、自分なりでいいぞ」
「そうそう、俺らは俺らで目標立ててるだけだしな」
「ぶーー」
飯も食ったしまたレベル上げ再開だ。
またばらけてレベル上げをする。
まぁ、雑魚を倒してもたかが知れてるからボス狙いだな。
とりあえず1周目でレベルは95になったが2周目は上がらなかった、3周目で96だ。
「はぁ、なかなかだな」
ちなみにコアからもらえたのは体術、これで上級だな。
チフユが帰ってきた。
何故か傷だらけなのでヒールを使うと。
「やっとレベル50だよ」
と疲れている。結構無理したんだろうな。
「おぉ、おめでとう!」
「くっ!まだまだ!」
「そう焦るなよ、でも頑張ってるな」
と頭を撫でる。
「おっ!ただいまー」
「おうアキラ、どうだった?」
「なんとかレベル80に上がったよ」
「おお!凄いじゃないか!でもそっから上がりにくいぞ」
アキラもレベル80か!俺も頑張らないとな!
「二重攻撃がかなり使えるぜ」
「そんなスキルがあるのか、チフユは何を取ったんだ?」
「私は怪力…ちょっと恥ずかしいけど必要かな?って」
「まぁあったほうが楽だぞ」
「よし!」
「はぁ、明日もレベル上げだな!」
「だな、ここまできたらだな」
「そろそろ休めば?」
「その間に上げるつもりだろ?そんな簡単に上がらないぞ?」
「べ、べつに」
わかりやすいなぁ。
まぁ、100まで上がれば手伝ってやるか。
と公園で喋ってると寄ってくる男。
「そこで止まれ、なんのようだ?」
「お、俺に何か恵んでくれないか?」
「は?何故だ?」
「俺は合成と言うしょうもないスキルだったから敵が倒せなくて」
「は?当たりじゃないか、はぁ、これを合成してみろ」
と30本のゴブリンソードを渡してやると、
「合成…なんだこれは!」
「鋼鉄の剣だ、それで戦えるだろ?」
「あ、ありがとう!」
「まて、お湯は残ってるな。これ食っていけ」
とカップ麺にお湯を入れて渡す。
「あ、あ、ありが、とう、仲間にも見捨てられて」
「見返してやれ!がんばれよ」
「あ、は、はい」
どんなスキルも使い方次第だ、頑張ってもらいたいな。
男は食べ終わるとダンジョンへ向かっていった。
俺らも空きビルを探して中に入る。モンスターがいたが倒してまた会議室のような場所で夜を過ごす。
「空きビルで過ごすのも慣れてきたな」
「だな、肌寒くなってきてるからな」
「冷えは大敵だよぉ」
まぁ、まだ昼間は暑いからな。でもチフユは薄手の長袖をきている。
冬になるまでになんとかしないとな!
とりあえず飯だな!野菜が殆どないから八宝菜のレトルトで飯だ。
「うめぇ!」
「だね、野菜が恋しいな」
「サラダ食いたいと思うとは思わなかったよ」
「だな。肉だけじゃな」
「魚も食いたいな」
「わかるぅー」
「まぁ、魚は干物があるから明日食うか」
「おしっ!明日は魚だ!」
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