花愛でる 心のゆとり今うれし 長きなりわいに 過ぎきし今は

珍しく、両親の連名になっていた。

歌の前に故郷の地名も書かれていたので、おそらく二人で帰省した時に詠んだものだろう。

ともに定年退職を迎え、田舎でゆっくりとした時間が流れていたのかもしれない。


同じページに、父の姉の歌も書かれていた。

「豆に芋と 取り入れ孫に送る朝 我の幸せ うれしかりけり」

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