「眠れない人のお助け人 シンヤニオキルンジャー!」

隅田 天美

「眠れない」=悪いわけではない

 今、午前三時である。(2024.5.8)


 眠れない。


 さりとて、眠気があるわけでもない。


 なので、これを書いている。



 私は過日「休む=寝る。体を労われ」みたいなことを何作か書いて、いろいろな人から反響があって驚いた。


 みんな、真面目で休んでいないのか感謝の言葉が多く、むしろ、本人が驚いた。


 ただ、同時にこうも思った。


「みんな、寝る前に何をしているんだろう?」



 参考になるかどうかわからないが、会社から帰宅して起床までの私のルーティーン(日常)を書く(多少、用事でスーパーに買い出しなどはあるけど)。


1・会社から帰宅


 ヘロヘロである。


 金曜日は一時間後にスポーツジムで運動があるので、それまでに作業着を洗濯かごに入れたりするが、月曜日から木曜日は化粧も落とさず、寝床で30分ほどスマートフォンを使い。うだうだする。


 六時近くになると起き上がり、化粧を落とし、手洗いうがいをする。


 早くしたいが、それよりも「疲れたぁ」のほうが勝つのでうだうだしてしまう。


 

2・夕食


 私のご飯スタイルは「朝は多め、昼は普通、夕は少な目」なので冷凍食品やお惣菜に頼ることがある。


 おなかがいっぱいだと寝ていても胃腸が休まらない。


 正直、なんならインスタントカップラーメンもありだと思う。



3・後片付けから執筆へ


 その日の洗い物は、出来るだけ洗うようにする。


 なぜなら、食器類は溜まるとやる気が出なくなるから……


 そこから、パソコンの電源を入れ、簡単なゲームをし帰宅の電車内で見た感想などを読む。


 そして、翌日10時に更新する『正邪の行進』を執筆する。

(金曜日だと、ジムが入るので深夜を回ることもある)


 執筆が終わり、一応、読み直して大丈夫なら予約設定をしてパソコンを閉じる。


 大体午後9時半である。



4・こだわれ、入浴


 さて、寝るときにルーティーンは個々によって様々だが、NGなものをいくつかあげよう。


・飲酒(寝酒) 睡眠が浅くなる


・スマートフォンを見る 脳が朝と誤認識してしまう


・カフェイン摂取 カフェインの体内で効力を発揮するのは6時間以上なので逆算することをお勧めする。


 では、私の寝る前のルーティーンは何か?


 まず、風呂に入る前に各種お薬を飲む。(心と体の薬)


 次にお湯を貯め、その間に明日の朝食を作る。(ご飯も予約炊き)


 時間が余ったら読書。


 なお、気分で入浴剤を入れるのもお勧め。


 薬の影響(誘眠剤)の影響で眠くなったら、裸になって、風呂場に入り、最初に頭をシャンプーで洗う。


 当然、目を閉じて洗うが、その時、今日あった嫌なことや明日やることなどをぼんやり思い、手桶で泡とともに流す。


 シャワーではない。

 

 手桶だ。


 こんな感じでシャンプー2回(1回目は頭皮、2回目は髪の毛)、リンス1回をする。


 目を閉じていると知らないおじさんや見たことのない映像(?)がでることもあるが、それらも無視してじゃぶじゃぶ洗う。


 顔を洗い、体をボディータオルで洗い、綺麗になったら、湯船に浸かる。


 この時、何も考えていない。


 強いてあげるなら、小説の構想や明日の予定を漠然と思う。



「シャワーだけでいい」と言う人も多いだろうが、お風呂には新陳代謝を高めたり、浮力などによるリラックス効果が得られる。


 ほかにも肩こり緩和などの効能がある。


 

 温度などは好みが分かれるのであえて、書かないが、自分が「気持ちいい」温度が適温だと思う。


(ただし、急激な温度変化での血圧の変化や長湯、飲酒などはNG)



5・さあ、本番だ


 さて、体を拭いて、歯を磨いて、いよいよ寝床へ入る。


 この時、用意しておくといいのが携帯卓上ランプと、眼鏡ケースだ。


 卓上ランプだと一々立ち上がってひもを引っ張りスイッチを探さなくてもいい。


 そう、寝るときは基本、静かで暗いのが脳は休まる。


 どうしても「明るくないと怖い」と言う人は、薄暗くしてもいい。


 だが、眠いのに眠れない。


 そういう時の私は一番ベストな体位にする。


 少し変な格好だがうつぶせのまま、枕の下に両手を突っ込んで頭をのせる。


 左足と膝を直角に曲げる。


 ちょうど、匍匐ほふく前進みたいで、家族からして「相当寝相が悪い」


 安眠方法は人、それぞれなのでいろいろ研究するといいし、「どうしても、眠れない」のではれば睡眠外来に行くことをお勧めする。



6・眠れなくても自分を責めないで


 眠れないと不安になったり、自分を責める人がいるが、世の中には「ショートスリーパー」という短時間で熟睡し覚醒できる人がいる。


 ただ、これは努力や薬などで成れるものではない。


 でも、仕事中や授業中に寝るのは問題がある。


 そういう時は、一時しのぎなら缶コーヒーを飲んだりストレッチで誤魔化す。


 そして、早く寝ることを肝に銘じる。


 それでも無理なら上司や教師に相談し、病院へ行って薬剤を処方されるのも手だ。



 さて、今、ここまで書いたが、私はいまだ眠くない。


 昼間、眠くならなきゃいいけど・・・

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「眠れない人のお助け人 シンヤニオキルンジャー!」 隅田 天美 @sumida-amami

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