クロノ・クオリア。つまりツイッター小説集

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世界はある。広い。僕はその中で心を見ていた。頑張っている。僕なりに。それなりに苦労はしたがそれらしきものは掴めた気がする。大事な感覚だった。それは僕にとって必要なものの気がする。でもどうしてだろう?

そう思った瞬間とても悲しくなったのは。僕は死んでいるのだろうか? 心が壊れていてそしてそれが上手く見えないのだろうか? 僕は眼鏡を掛けているからそれで前が上手く見えないのだろうか?

ボヤケていたくない。僕の心はそうなっているはずだった。そうであってほしかった。

しかし訪れたやって来たその強い悲しみは僕は無視が出来ないほど、最初の大事な感覚ごと奥に風で流されてしまうほど強く、壁のようなものだった。僕はそれを無視出来ない。心と認められない。だが時は流れる。僕はそれを知っていた。それをやる前自分の心を見る前時計をはっきり見ていた。目に焼き付けるようにしていた。それを思い出していたのだ。時は僕を救う。

机の上の目覚まし時計を僕は撫でる。感謝する、銀色の金属。しかし僕はそれを心と認めていいのだろうか? としばらく考えた。しかし認めたい。この一瞬の時間を。

#twnovel #文学 #銀色

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