K君に感謝 ~ ジュースと扇子
年は下だが仕事上の先輩にあたるK君から、ぼくが以前大好きだと言っていたとあるジュースをひと缶いただいた。30分ほど冷蔵庫で冷やし、すぐ飲んだ。
これが本っっっ当に旨いのである。旨すぎる。何なら毎日飲んでも飽きない。
この暑さのなか、わざわざスーパー(近くだと言っていたが、それでも足労には変わりない)に行って、ぼくがそのジュースが好きだと言っていたから買おうと思いましたとまで言われて、おみやげとして一本頂いた次第である。
しかるべきお礼をせねばならないと思う。
さて、仕事後、座っていたK君が持っていたのが、なんともわびさびのある味わい深い扇子だった。訊くと、近所のダイソーで買ったというので、ぼくも触発されて少し奮発してしまった。だが後悔はしていない。
今回の買い物は以下の通りである。
・いかの姿フライ3袋(おやつ)
・保冷バッグ中型1袋(土日のランチお持ち帰り用)
そして扇子(なんと収納袋つきだ)である。
短地扇子 : Short ground folding fan 。
価格:330円。
無地:オリーヴ。
「竹骨が長く優しい風を扇ぐことができる」「金属製の要」metal pivot 。
K君の所有しているものは、よくある扇子とは違う形状の羽の位置関係をもっていた。さらに、骨を貫いて束ねている所謂「要」が金属製のものだった。ぼくはそれを見た瞬間、「さすがK君、目の付け所が違う」と思った。その粋なセンス(洒落である)が、ぼくの心に刺さったのである。
会社を出たぼくはすぐに近所のダイソーさんに直行、一目ぼれした本品を購入した次第である。K君所有のものとは違うが、同じものがあれば買ってしまうかもしれない。
K君、ありがとう。
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雑記帳 ~エッセイや短編小説 博雅 @Hiromasa83
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