異世界について考えてみる

しば_1632

世界観のお話

例えばの話 力の関係

異世界にはだいたい2つの種族が存在する。

人族と魔族である。それは時に獣人や魔獣といったどちらに属しているのかわからない種族が存在したりしている。そんな力関係について考えてみよう。

まずは人族のほうが圧倒的である場合だ。この時魔族を倒そうとしているかでもかわってきてしまう。そのため人族は魔族に協力的ではないとしよう。そうした場合魔族を滅ぼそうとしているだろう。そのため何かしらのギミックがないと魔族が滅ぼされてしまう。そのため森や地下帝国などで守られているかもしれない。逆に人の力が弱いときも森や地下帝国なんてのは緩衝材として機能する。しかし世界の法則が違うというなら森や地下帝国は人間にとっては脅威となる。例えば魔物と呼ばれる人に害をなす生物がいたとしよう。その生物が魔力から生まれてくるとして、地下に行けば行くほど魔力が強くなっていくとしたら?木々から魔力があふれているとしたら?緩衝材ではなくそれはただの破壊の対象へ変わってしまう。こうした力のバランスが主人公たちの置かれた状況を変える主な原因と言っていいだろう。最も勢力が2つだけではない可能性のほうがより現実的だ。現実世界でいうところの核兵器を持っている国があるかもしれないし。何らかの能力で核以上の危険度を誇る魔物がいるかもしれない。しかしそんなものでは人類ないし魔族は滅びてしまう。ではなぜあまたの作品が生まれる中でその中のほとんどで転生などをする前まで魔族、人類が共存していたのだろう。現実世界に置き換えて考えてみよう。日本は太古の昔大陸とつながっていたころに人間が入ってきた。しかし大陸と離されてからは海という天然のシールドがあり人が入ってこれなかった。それにより戦争などもあまり起きなかったのだ。しかし朝鮮半島という海のシールドが緩いところで日本側との衝突が起き、元軍もそこから日本に入ってきた。つまりシールドが緩いところからの侵入はできるが緩くないと入りにくいということだ。異世界では森や海がシールドとなる。しかしシールドが緩いまたはシールドが何らかの影響で機能しなくなると、力のバランスが崩壊し戦いが始まるようだ。たとえ圧倒的な力でも何かのクッションを置くことで物語を成立させることができるものも多いようだ。

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