第2話 スキル

はあ、いきなり「あなたは勇者です!」なんて言われて「そうか分かった」なんて思う奴いないだろ、まじで。そんなことを考えていると。

さっきの貴族っぽい人が「隼人様こちらに来てください今からスキルを鑑定します」

って言ってきたよ。まあとりあえずここにいても埒が明かないしついて行ってみるか。

「おーすげえな。これが噂の魔道具とかいう奴か」なんて俺が感心していると

「はあ!?」とかいう言う大きな声が聞こえた。その声のするほうを向いてみると、そこにはさっきの貴族っぽい人(ヘルツとかなんとか言ってた人)が顔を青ざめていた。

これは声をかけるべきだと思って話を聞いてみると。

勝手に俺のスキルを鑑定したらしい。しかもスキルの内容は「無し」歴代初だってさまったくうれしくない。勝手に異世界に連れてこられてわーきゃーいわれた挙句スキル無しかよ。まったくうんざりする。

しかもヘルツとかいう奴は金貨を10枚ぐらい持たせて俺を外に追い出しやがった。

「勇者でも、スキルがなきゃ意味がないってか。はあ、望んできたわけじゃないのになあ。とりあえず町に行って少し買い物をしてみるか」そうして俺は町に行ってみることにした。

よし、ついたぞ。はー案外にぎわってるんだな。そういえばこの国で金貨10枚ってどのくらいの価値なんだろう、買い物ついでにそこらへんも聞き込みしてみるか。

町を歩いていると周りからの視線が気になる「やっぱこの服じゃ目立っちゃうかあ」

とりあえずこの世界で目立たないように服を買わないとな、と思った俺は服屋へ向かうことにした。げっ、どれも高すぎ、、銀貨2枚もするよ、でもこの格好(寝間着)じゃどうも目立っちゃうからなあ。よし1枚だけ買おう!。早速着てみると案外着心地が良かった。さらに、さっき来てた服も珍しいからって銀貨5枚で買い取ってくれた。思わぬところで儲かったな。着替えた後も色々市場っぽいところを見て回っていた。きずいたらすっかり夕方になってしまっていた。回ってみてわかったけどやっぱり物価が高い。ちなみにさっき服を買った店の人によると、金貨10枚で1か月は一人で生活できるらしい。でも、今見た限りだと結構節約しないとだな。

そういえばファンタジーものではギルド、とかいうところで依頼を受けると報酬がもらえるんだっけ?とりあえず明日の朝探してみるか、、




【ヘルツの屋敷では】

スキルのない勇者なんて王立図書館にもそんな資料残っていなかったこれはまさか、、、いやそんなわけないか、、、


次回 ギルド、そしてご飯

最後まで読んでくださりありがとうございました!

小説を書くのは初めてで不自然なところが多々あると思いますが大目に見てくれると幸いです。

今後とも「召喚勇者のはずなのにすきるがないってマジ⁉」をどうぞよろしくお願い致します。


五月九日 ひらめ



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