創作論書いている暇があるなら小説を書けと叫べ

影咲シオリ

第1話 創作論を書く


私は創作論は書かないと決めている。

そんな暇があれば小説を書け!

正論である。

正しい、圧倒的真実、絶対正義である。

せめてデヴューして、生活も安定し、少し本業もセーヴしたほうがいいかなと思うたあたりで書けばいいことなのだ。


だが最近、自分の中の創作論を記憶の中にとどめておくのが面倒になってきた。

いや、もう吐き出した方が楽なんじゃないの?

なのでここに封印解除を宣言する。


創作論とは、創作とは何かという問いである。

そのための概念の整理と定義から始まるのが創作論であると私は思っている。

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