①~紀元前10世紀まで
紀元前10世紀以前その1・エジプト
最初の区分は有史から紀元前10世紀までとします。
誰かしらの名前が出て来るのが紀元前3000年を少し下った後くらいですので、およそ2千年に渡るスパンとなります。
各世紀ごとどころか、二千年紀に渡るというとんでもない長さですが、そもそも現代までに伝わる情報が少ないので、これでもかなり選考が緩い時代になるものと思います。
この時代は、いわゆる四大文明の時代です。
すなわち、エジプト、メソポタミア、インダス、黄河ですね。
ただ、インダス文明については文字が解読されていないため、誰が何をしたか分かりません。その後、『リグ・ヴェーダ』に何人か出てきますが、こちらは……さすがに史実との考証が難しすぎて除外となりそうです。後で中国にも触れますが、こちらも伝説クラスは除外となりましたので。
インダスからは選考が難しいので、残りの3文明から10人を選ぶことになります。各文明から4人から5人程度選び、その中から10人選出といきましょう。
ということで、まずはエジプトから。
有力な候補者をざっとあげていくと以下の通りです。
ナルメル、クフ、メントゥヘテプ2世、ハトシェプスト、トトメス3世、アメンホテプ3世、アメンホテプ4世、ラムセス2世、ラムセス3世
ファラオばかりという布陣となりました。
で、この時代のエジプトから候補とする5人は、トトメス3世、ラムセス2世、メントゥヘテプ2世、ナルメル、クフとします。
トップに来るのは古代のナポレオンとも称されるトトメス3世です。
紀元前15世紀の時代にエジプト全域からシリアまで侵攻していったという時点で「ようやるわ」という感じです。
前半期では共同統治していた女王ハトシェプストが国力を蓄えてくれたからトトメスが対外活動に乗り出せた、という部分もあるようですが、といって彼の死後国が傾いたわけでもなくしばらく繁栄していたようですのでマイナス評価にはなりません。
次点となるのはラムセス2世。ヒッタイトとのカデシュの戦いで有名なファラオで、「こいつ本当に人間なのか。あ、ファラオだったか」とつっこみたくなるような大活躍が書かれています。
この2人よりも大分古いメントゥヘテプ2世は古王国が滅びた後、再建させて中王国を築いた存在です。彼によって古代エジプトの制度が確立したという点で評価が高くなります。
その古王国を築いたと言われているのが、ナルメル。ただ、ここはメネス王という記載もあるのではっきりはしません。いずれにせよ、古代エジプトを形作った人ですのでこのあたりの順位には入るでしょう。
最後はクフ王です。ぶっちゃけ、国王としての事績に見るべきものはないのですが、あれだけのピラミッドを作って今も尚、多くの人の憧憬を誘っている点は無視できませんね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます