第2話

山を登り始めたヨンは一時間ぐらい何も考えずにひたすら汗を流しながら体を動き続けた。普段、運動などしてこなかったので、息が上がって足はどんどん重たくなっていく一方であった。ヨンは座って休める所を探した。景色がよければなお良かった。まだ、そんなに景色の良い場所はなかったけど、木陰を見つけてちょうど座れそうな石もあったのでそこで休む事にした。持ってきた水を飲むと喉からゴクゴクという音が聞こえた。しばらく、ぼっとしているとマルイメガネの女性が一人通り過ぎていった。

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