作家奇行~趣味である~

こころもち

1周年

 高校を卒業して社会人として働き始めて数年が経っていた。


 私はただ、働いて・稼いで、恋人はいないのでその分趣味に時間と金を充てていた。


 まずは、ドライブ。


 車を買って、休日は近場から県外の観光スポットまで日帰りの範囲で行ったり。下調べせずに、この道路を道なりに進んだらどこに行くのだろうと、ひたすら走ってみたりしていた。


 次にカメラ。


 折角の遠出を無駄にしない為に、旅の記録として一眼レフを型落ち品だが、正月セールにて買った。


 これで、ドライブに拍車がかかり、出掛ける頻度が増えた。と同時に写真の構図等を気にするようになり画像データが膨大になった。その事で、ただ、保存しているだけだとその内消えてしまう事を知った私は、


 ストックフォトサービスに投稿を始めた。


 ブロガー、広告印刷会社、TVなどの制作物に対して必要な画像を撮影して提供する。


 TVで観光地の写真とか動物・果物などの画像が出てきた時、端の方に【アフロ】とか【ピクスタ】といった文字を見た事がないだろうか?アレである。


 簡単に言えばそういうサイトに画像データを出品してクリエイターに売ると言うものだ。


 風景から何気ない小物まで、撮影していたある日唐突に。


 星空を綺麗に撮りたい。


 そう思い立ち、その都度街灯りの少ない所へ行っていたが、正直疲れるので。


 よしっ、キャンプをしよう。となった。


 ネットで『キャンプ 始め方』で検索をしていた最中、女子高生がキャンプをするアニメが近々始まる事をYouTubeの動画前の広告で知った。



 そりゃぁ・・・


 見るでしょ!



 アニメの影響は絶大で、キャンプブームが始まったのだった。


 予約は取れず、整理券を貰って待つ、


 開放的な空間ではあるが、隣同士はギュウギュウ。


 それでもキャンプは楽しい、年に1度は行っている。


 星空は・・・まぁ、うん・・・まぁ・・・

(設定が中々に難しい)


 キャンプも何度かやっていく中で、持っている道具をお洒落にしたいと考えが生まれた。


 という事でレザークラフトを始めた。


 ガス缶カバー・道具入れ(巻物バージョン)・ちょっとしたアクセサリーなど。


 キャンプ道具だけとは言わずにレザー作品が増えていった。


 社会人になって数年、仕事はしているが好き勝手に生活をしている。これらの趣味が収入に繋がれば万々歳なのだが、そうはいかない。趣味として楽しませてもらっている。




 ある日、友人に遊びに誘われた。


 その日は友人の趣味である【ジャンク屋巡り】に付き合った。


 そして、友人の運転する車に乗って高速を走って帰路の中、日本の経済の話から将来の話になって、子供の時の夢の話になった。


 小さい頃。自分で絵本を作った記憶が蘇った。


 これが、去年の今頃の話。


 少し興味が出たので小説投稿サイトを調べたら、有名所が幾つかあがった。『カクヨム』もその内の1つ。


 折角だからと、思い付いた話を形に残しておくつもりで登録をした。


 これが、


 当たり前だがプロでもなければアマチュアでもない。


 ニセ、エセ作家、作家かぶれ。作家と名乗るのもおこがましい、ただ文字を並べているだけの一般人。


 【こころもち】の誕生である。




 只々、軽い気持ちで投稿させてもらいながら、イイネやフォローがつけば、喜ぶ。そんな一年が経った。


 様々な方の色んな作品が面白く、マイペースで楽しませてもらっている。


 そんな中で、自分の作品を読み返していると、




 すっごい読みづらい。




 段落もない、改行も少なく文字をぎっしり詰め込んでいる見た目。


 小学校の国語の授業をやり直す勢いで、少しづつでも意識していければと。


 一度でもコンテストで最終選考まで残れるような作品を作る


 それが当面の目標である。




 そう思い立った中で、小学校の時によく作っていたガンプラ熱が再発。


 サクサク作れるようにHG(1/144)を探しに、店へ行っても欲しい物が手に入らないので、ネットで買おうとすると定価の数倍の値段。


 何故だ。


 何故、HGサイズが物によっては万を超えるんだ!?


 ちょっと出費がかさんだものの何とか、手に入れたは良しとして。


 部屋を掃除してから作ろうと片付けをしていたら、物置から昔の作った素組みプラモたちが姿を現した。


 汚れてはいるが痛んではいない。折角だから飾ってみようかなと思い、スペースを作りながら。


 飾るなら・・・・・塗装、してみたいな。


 今現在、塗装の勉強なう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

作家奇行~趣味である~ こころもち @KitagawaAkira

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る