健全な静脈って、主人公の目の付け所。
主人公は冷静にみえて、どうしても埋められない距離感に異常なくらいどうにかなっている。そんな印象を受けました。
僕は教室のカーテンを勢い良く閉めた。
↑
これ以上、二人の姿を見ていたくない。先程までの冷静さが強がりでもあったことを示すような、強い嫉妬と届かない想いへのやるせなさを感じました。
切ない。
いろいろと、お書きになりますね。
作者からの返信
成野淳司さま、こんばんは!
こちらも目を通してくださり嬉しいです!ありがとうございます!
『雨と鳩尾』から数作連続でBLらしきものが続くのですが、なぜそうなっているのかというと、この時同時に『金曜奇譚』というホラーというかちょっと不思議な話を連載形式で毎週金曜日に更新しておりまして。
ホラーを書いていると違う雰囲気のものも書きたくなったりしたため、週の頭にBLぽいものをアップしていたんです……。
反動、恐ろしい……!
「ものくるほし」から「執着」という感情を連想して作ったお話でしたが、改めて『徒然草』を調べるきっかけにもなったのでこれはこれで書いて良かったなぁと感じました。
主人公の心情は最後に「あやしうこそものぐるほしけれ」をどう訳したかが全てを物語っているとお考えいただけましたら……!
初めましてこんばんは。
ハナビシトモエと申します。
企画ご参加ありがとうございます。
さっきまで一緒にいたのは僕だからというところにぐちゃぐちゃとした独占欲を覚えました。俺君の彼女を名前ですら呼ばないのもポイント高いです。
この点については物語上、誰も名前を表していないので、なんともですが、古語を切り口にしたお話は初めてだったので新鮮でした。
ガチ受け取りました。
また機会があればよろしくお願いします。
作者からの返信
ハナビシトモエ様、こんばんは。
こちらこそ、この度は楽しい企画をご用意くださりありがとうございます!
また、☆での評価はもちろん、別作品もお読みくださった上に応援の♡までいただき、とても嬉しかったです。
単純に私自身古典が苦手で「徒然草のあの部分、なんて訳すのが正解なの?」と疑問を解決できないままでいたので、「いっそのことそれを落とし込んで、書きながら決着を付けよう」という試みで創作しておりました……。
名前を付けるのが苦手なのですが、これからは名前アリも作ってみようかなと思います。
質の悪い人間が出てくる話ばかり作っておりますが、またガチな恋愛話が出来ました際は参加させていただきます!
この感じ面白いです。
どっぷりといった感じじゃなくて、でもさっぱりともしていない……。
ところどころで垣間見える不穏な感情。
BLという話の考え方が変わりました。
作者からの返信
西之園上実さま、こんにちは!
おぉ、こっちのジャンルもお読みくださりありがとうございます……!
「ものぐるほしけれ」という響きから「執着」を連想して書いたのですが、私の書くBLは割とライトな方だと思います。
恋愛感情がベースではあるんですけど、人の強欲さとか関係性を書く方に注力してるのと、ホラージャンルから入って私の書くものをありがたくも読んでくださった方をびっくりさせてはいけないと(笑)。
後ろ暗い雰囲気のお話は好きなので、また色々書いてみたいなぁと思います!