第6話 決断

 貴音の告白に首相や首相秘書は唖然としていた、自分の計画のミューテェイト排除と奴隷化が遠のいたことに。だが腐っても首相、臨機応変に対応してきた。

 

「如何でしたか?我が国の誇りのヒーローを登場の演出としては良い物であったでしょう?では質疑応答の時間を設けます」(このクソガキが、ならお前が他に何が出来るかここで吐かせてお前の対処策を考えてやるわ)

 

「なっ!?ええ......わかりました。可能な範囲お答えしましょう」

 

 こいつ何で急に認めたんだ?こうなる事を想定していたのか?いや、自分の事を知りたいのか?と考えていると早速質問が来て秘書が許可をした。

 

「質問させて頂きます、あなたが梶原貴音と証明できるものはありますのでしょうか?」

 

「今現在DNAの検査中であります。私が梶原貴音と思い込んでいる狂人かどうかは明日頃にはわかるでしょう」

 

「分かりました、ありがとうございました」

 

「では私からも失礼です、以前より身長など変わっている様ですが身体の変化は......」

 

 など色々と質問されたが取り敢えず、能力としては飛べてそこそこ力が強いくらいしか言わないようにした。会見終了後に薬師寺が。

 

「あれは世界に向けての会見だぞ。それに信頼と言うものは一度失うと中々戻らないぞ」

 

「貴方の信頼は必要ではない、私は......私をヒーローと信頼する者があり続ける限りヒーローでいる」

 

「ヒーローごっこは己の首を絞めるだけだ、所詮はただの民間人である事を忘れるな。それにミューテェイトに人権があるかの議論の余地もある」

 

そう言いながら私の返事も待たず離れていった。腹が立つが正論だ、恐らく器物損壊やら殺人未遂みたいな理由で逮捕したいのだろう。ただ漫画とかでは警察や自衛官と仲良くしていたり、市民からの支持があるとヒーローは赦されたりすぐ釈放される。しかし、薬師寺の言う通り自分はただの市民、一応私人逮捕系配信者の理論で逮捕は出来る。ただミューテェイトの人権の議論などと言う脅迫、ただの人種差別発言だ。暴れたらどうなるか分からせてきやがるのはムカつくぜ、何て思いながら外に出ようとすると話しかけられた。

 

「すみません、お時間よろしいでしょうか?私は本國文記と申します、少し話がありまして」

 

「大丈夫ですよ、ただ説教なら首相にされましたよ」

 

 こいつはニュースでもたまに出る与党の重鎮で首相に近い人物だ、危険極まりないなんて警戒していると。

 

「ええ、盗み聞きしていましたので理解しています、とにかく着いてきてください、私以外いませんので」

そう言われ渋々小さい物置部屋に入った。

 

「何のお話でしょうか?」

 

「ここで話した事は秘密にして頂けると助かります」

そう言いながら本國の肉体からかなり大きめの分厚い本が出てきた。

 

「これは......貴方もミューテェイトですか?だとして何故......今私に見せた?」

 

「私もミューテェイトというものに分類されるでしょう。我が能力はこの本のページに物を入れるという能力です。今判明している制約は本より大きいものは入れられず生物は不可能、食べ物は入ったので死体は可能だと思われます。そして入った物は出すまで入った状態で時が止まるようなので熱い物は熱いままでした」

 

そういうと本からなぜか冷えたフルーツタルトを出してきた。

 

「タルト?なぜ?」

「あなたのお好きな食べ物だと聞いていたので親交の証としてです、どうぞお召し上がりください」

 

 そう言いながらフォークと熱い紅茶も出して渡してきた。私は礼を言い食べ終えた。

 

「すごいですね、日常生活でとても便利だ」

そういうと本國が。

「戦闘にも使えるのですよ」

と言いながら拳銃を取り出した。

 

「おお、これは良いですね!ハイジャックが簡単そうだ」

 

「それはヒーローが言う事じゃないですよ......本題に戻りますが、政府にも反薬師寺やあなたの味方もいる事を知って欲しかったのです。なので私は能力を明かしました。私達能力者を排除をするのを内側から何とか食い止めるので、外からあなたはどうかお願いします」

と深く頭を下げられたのでこちらも下げながら。

 

「本当にありがとうございます、若造の私が言うのは憚れるますがお互い頑張りましょう!」

 

 そう言い連絡先を交換し、急ぎで立ち去る。外はまだ記者だらけで更に質問してくる。仕事熱心で本当にするよ。何て思いながら無視して空に飛び立つ。空を飛びながらZを見ていると殆どの国のトレンド1位にメテオブレイカーがあった。

 

「いや〜承認欲求モンスターにとっては堪らんなぁ」

何て思いながらずっと無視していた返信欄を見たら、セクハラやアンチが少々で期待や羨望の的って感じなのでファンが意外と多いと思いファンサ気分で空中で自撮りを撮る。

 

「首相官邸での会見終了!スカイツリーをバックで自撮り〜」

と言う内容でスカイツリの先端付近の横に浮きながら撮った物を添付してポスト。

瞬く間に、バズりにバズるのが気持ちが良い。元のフォロワーが30万人くらいだったのに、今では800万人まで増えて流石に恐怖抱きながらも、帰宅。改めて、ネットを見ると海外ニュースでも話題になっていた。

 アメリカの記事では、日本のヒーローメテオブレイカーが人型の牛を撃退。だが我が国のジャスティスアメリカ達も負けていない。とか、いつもの国がメテオブレイカーの名前の起源は私達だ、世界は日本の贋作に騙されるな。だとか、コモドドラゴンに羽が生えたからメテオブレイカーに撃退して欲しいなんて要望みたいな事が書いてある。そんなのもある物だなと思いながら画面をスクロールしていると着信、九条さんの勤めている警察署からだ。すぐに来て欲しいとの事で帰宅して早々に出る羽目に。

 低空飛行していると発砲音と悲鳴が聞こえたので駆けつけると、また一般のクズ達が強盗殺人をしようとしていた。こいつらは隕石前から暴れていたが無名の集団だったのに、最近になって《アナーキストユニオン》を名乗り始めた。ドストレートでバカみてえだよなぁ。こいつらは腕章で階級がわかると前に聞いた。緑7人に赤1人か一般構成員とそれをまとめる部隊長か。私は地面に立ち襲撃中の宝石店に入る。

 

「あんなにさっきから世間で騒がれていたのに、私の話を知らないで暴れるバカがいるなんて驚きだよ。めんどくせぇから銃捨てて手を頭にして寝ろ」

 

「誰だこのバカ女、見た目は良いけど厨二病拗らせているんじゃね?オッドアイのカラコンまで入れてマジモンだぜ!」

 

「笑えるなぁ、テメェが地面に座れや、リーダーには特殊能力があるんやぞ!」

 

「おい、いちいち情報を話すなナメてないで早く射殺しろ」

 

そういうと雑魚が近づいてきたのでその1人を殴り飛ばし強い音を立てて壁に打ちつけられた。

 

「グエェッ、リーダーヤバいっす......」

と言いながら倒れた構成員を見て他の構成員が躊躇いなく撃ってきたので店員に当たらない様に避けて殴り倒していく。

 

「こいつ浮きやがったっ」 「ぎゃあっっ......」 「そっちだ撃て!ゴフゥっ!?」 「椅子が飛んでき......ぐげえっ」

7人全員高速でぶちのめしたタイミングでリーダー格の男が言う。

 

「やはりメテオブレイカーか、偽善者め」

 

「お前は私の事を知っているのね、何故傍観していたの?仲間でしょ?」

 

「あれは駒であり踏み台だ、あんなバカ共俺には関係ない。それに俺も無能じゃねぇんだよ」

 

そう言うと彼の手から何かが垂れ始めた。

 

「イかれている、クズの中のクズだな」

 

「民衆に感謝されないごっこ遊び興じるお前の方が酔狂な奴よ」

 

何だこの気持ちの悪い液体は......悪いが能力者に手加減は不可能!手足へし折って警察に叩き出してやると思った瞬間。

 

「まとわりつけ!」

と言いながら液体を手から勢いよく飛ばしてきたが間一髪で頭は避けれたが腕と胴体に付着した。

 

「なんだこれは!?ウナギの様な粘液か!しかも粘り気がかなり強い......ウナギの中でも粘度の強いヌタウナギの粘液ってところか......」

 

何でこいつが余裕ぶっこいていられたのかわかった、こんなのを顔面に当たれば窒息死する可能性大。

 

「お前が空を飛ばない奴だったら地面に撒き散らした奴でもっと楽だったのにヨォ?ムカつくぞこのタンカス野郎が!!」

 

そう言いながら腕から更に撒き散らし始めた、店内はマズい閉所だとこいつは面倒すぎる、飛びながら突進して店外に吹き飛ばしてやる。

 

「うおおおおお!!!!」

 

「こいつ真正面から飛んで来やがっ......ぐぁああぁ!」

 

ガラスが割れるを音が響き奴を外に出すのに成功した。だが自分の全身に粘液を喰らって四肢が動けない、空中浮遊して突進するしかできない状況だが、幸い警察がもう外を包囲していた。

 

「2人飛び出てきたぞ!構えろ!」

 

「ッ!?クソったれが......流石に無理だ......」

と意外に潔く手を挙げる男。

 

警察官達が取り押さえたが自分の方にも銃を向けて走ってきた。

 

「ちょいちょい待って!待って!私の顔見てべちゃべちゃしているけど貴音だよ?」

 

「お前らやめろ!それはメテオブレイカーだ!あっちは強盗常習犯だが、この人は味方だ、しかも頼もしい!連絡したのに来ないから何があったのかと思いましたよ、まあお陰様で助かりました」

 

「いえいえ〜寧ろ、暴れ回ったのが不問で助かります、それと質問なのですが前にあった火の人みたいに、この粘液野郎はどうやって収容しているのですか?」

 

「地下の部屋の真ん中にある超強化ガラスの箱中に入れている、死角は無い様に監視カメラを設置して銃を所持した人間が複数常に人見張っている」

 

「そうなんですね〜でも火の人は自分が燃えただけだからそれだと可哀想じゃ無いですか?」

 

「あの人は別に悪い事していないから、とっくにもう外に出ていますよ」

 

「ほ〜そうでしたか、そういえば私を呼んだ理由は何ですか?」

 

「例の人型の牛の話などです」

 

「何かわかったんですか!?......など?」

 

「まあ詳しい事は署で、それよりそれを落としましょう」

 

そう言われ、粘液対策をしていたのかスムーズに粘液を落とされた後に、パトカーで送ると言われたが面倒だからパトカーごと持ち上げて飛んだ。


警察署 PM6:08


「次にアレやったら流石に逮捕しますよ」

 

「いやー楽かなぁと......すみません......」

 

「まあ良いでしょう、あなたの強さはよくわかりましたし。本題ですがこの人から話があります、いや一応は人では無いですかね」

 

そう言うと一羽のカラスが飛んできた。

 

「どうも、こんにちは!私は名もなきカラスです!名前がない動物で有名なのは猫らしいですね!あ!それと牛から青髪の人間の話は聞きました!体格差あるのに負けなかったのはすごいですね!!あと......」

 

「本題にお願いします」

と警官が楽しそうに興奮しながら話すカラスの話を遮った。

 

「そうでしたね!結論から言うと牛、通称ミノタウロスと呼ばれている個体は人間に対する憎しみが強いです!特に引き分けに終わったあなたに!私達ミュータント呼ばれる物達は、二足歩行のテレパシーを使う豚に呼ばれました。そのテレパシーの声の方向に進んだら豚と人型の鶏がいました!その豚は《ミュータンツセイヴァー》と呼ばれ、私の知る限りの能力はテレパシーとミュータントの知能向上だと思われます!早急に行動した方が良いです!」

 

「やっば〜、ん?てか何でカラスちゃんは俺らにそれ教えてくれるの?」

 

「人類が面白いから減ると悲しいのです、和解をして頂きたいです!」

 

「和解......俺は別に良いけど、他は無理なんじゃ無いか?首相も敵対的だし......」

 

「困りましたね〜!ならミュータントではなくミューテェイトのフリでもしますかね!」

 

「え?」

そう言った瞬間カラスが人型になった、目が全て真っ黒で背中から黒い大きい羽が生えているのが見える、そして足が鳥の足だったがそれ以外は普通の可愛らしい女の子だ。12歳前後の様に見えると困惑していると。

 

「どうですか!これならミューテェイトにしか見えないでしょう!なんせ私はセイヴァーに知能を上げてもらった時に人間の様になれるようにりましたので!」

 

「すごいなぁ......ちなみに君の能力はそれだけ?」

 なんて軽く質問しているが内心焦っている。セイヴァーが危険過ぎる、まるで神の様だ。

 

「今のところは、鳥でも人間の時でも関係なく口から火の玉撃てるくらいですかね!着弾すると爆発します!」

 

「話していないで、それ人間形態をやる時は服を着ろと言っただろ」

と言いながら警察官がカラスに服を渡す。

 

「おお!失敬!」

そう言いながら服を着ている。

 

「そう言えば名前はどうするんだ??」

「んん......当たり前ですが、野生のカラスに名前は無いです!強いて言うなら喋るカラスと呼ばれています!」

「それは名前じゃ無いのよ......じゃあ、北欧神話のカラスの思考のカラス、フギンと日本神話の八咫烏から取って《八咫フギン》ってまんまの名前どう?」

 

「おお!苗字みたいなのもついていて良いですな!ありがとうございます!ならば!ならば!あなたは私のマスター!」

 

「マスター......?」

 

「そうです!あなたのペットになります!」

 

「その姿で言うのはやばいからペットじゃなくて友人にしようか......」

 

「ご友人!まさか!まさかの!対等に扱ってくださるとは感謝感激です!」

 

「いやー、逆に上下関係の方が面倒だし......警察官さん、この子連れて行きますけど良いですか?」

 

「逆に持っていってください......必要な情報はありがたかったですが喧しくてかないませんから......」

明らかに疲れている様なので、フギンを連れて飛び立ち帰る。

 

「いやー、人間と一緒に飛ぶなんて驚きますな!」

 

「いや、フギンも今は人の見た目しているじゃん、私はそっちに驚きだよ。あとタメ口でいいよ」

 

「本当に!?人間は優しいが貴音は特に優しいね!」

 

「順応早い......人間にも普通に優しく無い奴がいるから気をつけなよ......」

 

 それより家に連れて帰って受け入れてもらえるのだろうか、もし上手くいっても部屋は余ってないし俺の部屋かな......


――――――――――――――

 

 自宅 PM:9:22

 

「ただいま〜電話した通りカラスの八咫フギンを連れ帰ったよ」

 

「初めまして!貴音に名付けられた八咫フギンです!貴音の家族さんのお名前は聞いています!」

 

「おお〜本当に足と羽以外人間だな!目が真っ黒だけど!」

 

「よろしくねフギンちゃん、貴音の部屋しかないけどごめんねぇ」

 

やっぱり緩いな、受け入れが早過ぎる。

 

「大丈夫です!」

 

「あったばかりだが家族なんだから敬語はいらないぞ!あとご飯もあるぞ!」

 

「貴音の家族もやっぱり優しい!ほら人間は優しい!」

 

「うちらがおかしいだけだから......他の人間に騙されない様にね......」

 

「あれ?そう言えば、身体が変異してからジュースくらいしか摂取してないし、睡眠もしてないな......」

 

「貴音は肉体強化系の能力だからじゃないか?まあ気にする必要はないと思うぞ、病院からもうDNA検査とかが届いたが、前と同じく全部普通だったからお前はちゃんとお前だ」

 

「マジで?良かった〜まあどこまで不眠で食事しないで大丈夫か試すか〜」

 

「貴音!早く部屋に連れて行ってくれ!」

 

 そう言いながら抱きついてくるフギンを見て弟だけじゃなく妹まで持った気分になる。


――――――――――――


↑から数日後 病院 AM11:29

 

「私が警察を辞める?何故ですか?」

 

「九条警部補は牛の化け物と戦い、化け物人間梶原貴音」と仲が良い。この立場を利用して政府の新組織のアンチミュータントアンドミューテェイトフォース《A.M.M.F》に是非入ってもらいたいのですよ。それに貴女の年齢で警部補なんて優秀の他ならない」

「貴音を化け物扱いするなッ!お前に貴音の何がわかる、それに名前から察するに能力者を排除するつもりなのですか?」

 九条に鋭く睨みつけられて相手は怯む。

 

「っ......まあまあ、そう怒鳴らないでください。全てではなく危険因子の排除です。先ほどの理由で貴女は新兵器の被験者に選ばれたのです。一般装備じゃ歯が立たないのは貴女が1番理解しているはずですが?」

 

「それはそうだけど......じゃあ、その装備について聞かせてもらえますかしら?」

 

「勿論、良いでしょう。貴女の身体に俗に言うナノマシンの様なものを入れます。実際はナノより小さいフェムトなのでフェムトマシンと言うべきですかね、それを身体に入れる事でアーマーを纏い、能力者を切り裂き、エネルギー弾を放ち空を舞う。その他色々出来る、正に日本史上最高傑作の兵器です」

 

「御伽噺みたいね、昔なら無視していたけど今の世の中なら信用できるわ。ですが、何で出来ているのですか?それとデメリットは?」

 

「デメリットは動物による被験では起きませんでしたが長期的な問題は不明です。材質は隕石の物質で地球上にはありませんが毒性は無いのでご安心ください。毒性に関しては人実験もしていますので」

 

「信用する理由が無いわね。それに、それでは量産は不可能、兵器としては駄作じゃないですか?」

 

「そうですね、量産はほぼ不可能です、ただ貴女なら使う意思があると思いましたのでご提案させて頂きました」

 

「くっ......確かに貴音の役には立ちたいけど......」

 どうせあの時チンピラに殺されていた筈のこの命、貴音の為に使うわ......

 

「分かりました、お願いします......」

 貴音のバディに相応しい力を得るわ......二度と無い好機チャンスオブアライフタイムを活かしてみせるわ......あなたの笑顔を守る。

 

「そう言ってくださると思いました、では退院しましょう。フェムトマシンを入れればその骨折も治りますし急ぎましょう」

 と思惑通りに事が運び、笑いながら首相秘書が九条を研究所に連れ去っていた。

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