No.25 約束の X'mas

「動物は確かに可愛いよな。」


「うん。」


「…諦めたのか?」


「私は絵画が1番だよ。」


"絵画が1番"



『チェインの1番は、絵画かよっ!』

でもね、ちょっとだけ…。



「本当は、すきだよ…。」


「え…。」


「白いモフモフの子…。えへへ。秘密だよ?」

『『それ、©作者の淡い秘密だろ!?』』

(そうです。)



兎に角。

キィアスは、モフモフには勝らない。

しかし、カセ先輩と言う相手は通過点に過ぎない。

チェインを取り巻く人物は沢山いる。

…いや、一気に辿り着いて

全員通過してやるぜ!


-冬桜公園-

俺にはちょっとした、サプライズがあるんだ。


「チェイン…。24日空いているか?」

「サプライズ?」

「何がほしい?…その…プレ、プレゼント…。」


チェインはパァッと笑顔を咲かしました。


「羊のモフモフちゃんっ…!」


「お、おお… ! やっぱり動物かだな。それにしても羊さんは値が高いと伝うか…」


「ーーーの資料集 !」


ガクゥ、と肩を撫で下ろしたキィアス。

ま、まぁ、そんなもんだ ?

(チェインだからこそ通じるピュアハート)焦。


よし…。それでいこう。

チェインのアルビノの

用な銀純白の想いは。

本物だ。

敵わない…!


「じゃあ、25日に何処で待ち合わせするか?」


「…ステンド硝子の天幕」


「?」


「…キィアスとなら、ステンド硝子の天幕ルティアース学園。」


一瞬、チェインが、より尊んで蒼い瞳に映った。

"ルティアース学園ステンド硝子の天幕"

そうきたか。ん?…ちょっと待て、なんだこの展開は。

俺は只な、サプライズは用意すべし。

そこも通過点なんだが…。


「私、X'mas eve にルティアース学園の天から射す光を見たいの。

それだけで充分なの。

…どうかな?」


俺は今キィアスじゃなく。

1人の人間になっている。

どうしてチェインは項も。

ピュアハートなのだろうか。

真面目に応える。

"俺独りに背を忘すなよ?カセ先輩"


「…うん。」


キィアスは手を握った。

額当てる。

氷の花弁が溶けましたーーーーー。


「…約束だぞ。」


「…うん。」


指きりに金色の糸で束ねる。

その色の意味はゴールドなだけに。

2人のゴールを意味しているのかも。

しれない。


「キィアス今何考えてた?」


「…っそ、そっちこそ !。」


来週のX'masは

キィアスとルティアース学園で

サプライズができますように。


「チェインこそ何を考えてるんだ?」


まさかの


「えへへ。X'masまでの秘密だよ。」

『私もキィアスにサプライズしちゃおっと。』






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