第9話 多くの他人は自分以外なんてそれほど気にしてなんかいない

 職場でお手洗いに行くと、高確率で遭遇する人がいる。

 その人はいつも決まって、お化粧直しをしている。


 ……そんなに数時間ごとにお化粧直す必要、あるんすかねぇ?

 お化粧って、そんなに崩れます?

 下地、変えた方がいいんじゃないすか?


 とか、余計なお世話な事を考えてしまったりして(笑)


 だって別に、デートしに来てる訳じゃないでしょ、会社なんだから。

 あんた一体なにしに来てんのよ。気になる人でもいるんすか?

 だったら余計に、ちゃんと仕事した方がいいよ?


 あいつ、いっつも席いねぇな、サボリか?


 って、思われてるかもよ~? ( *´艸`)


 なんてまた、余計な事を考えたりして(爆)


 ていうか。

 多くの他人なんてね、自分以外には興味無いんですよ、それほど。

 特に職場なんてね、仕事しに来てるんだから、一番の興味は仕事でしょ。

 同僚の髪にちょっと寝ぐせが付いてたって、


 あ~、寝ぐせ付いてる♪


 くらいにしか、思わんのですよ。

 ちょっと肌荒れの跡が見えても


 寝不足かな? 疲れてるのかな?


 くらいにしか、思わんのですよ。


 ……多少顔がテカッってたところで、別になんとも思わんのですよ。



 数時間ごとに何分もかけてお化粧直ししてる暇があったら仕事しろ。

 正直、前後でそんなに、変わってないから。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る