第7話 子供らしくない大人びた子供が苦手

 意外と、悪ガキだった子の方が、いいオトナになるケースが多い気がする。

 かく言うわたしも悪ガキの部類で、小学校の頃は、母が何度か小学校に呼び出されていたっけ(^^;

 今、【いいオトナ】かどうかは分からないけど、少なくとも、ニュースに名前が出てしまうような犯罪を犯す気配は無いです(笑)


 大人の言う事をよく聞く、素直なよい子。

 ストレス、溜まらないのかな。

 大人に都合のよい子供なんて、わたしから見たら窮屈でしかないと思うんだけど。

 特に今の時代の子は、可哀そう、なんて思ったりもする。

 この子達、いつ遊んでいるんだろう? ちゃんと遊べているのかな? なんて。


 そんなストレスが、大人の束縛を抜け出した【大人】になったとたんに爆発したら。

 怖い事が起こるよね。


 周りの大人も、子供の為にって思って、一生懸命なのも分かる。

 だけど、子供って、大人の思い通りになんか、絶対にならないよ。自分だってそうだったでしょ。

 それを、忘れてしまう人が、多いんだよね。


 だから、っていう訳じゃないかもしれないけれども。

 わたしは、【子供らしくない、大人びた子供】を見ると、ちょっと気持ち悪く感じてしまう。

 強烈な違和感を覚えてしまって、イーッってなる……


 子供はワーキャー言いながら走り回って、「うるさいっ!」って周りの大人に怒られているくらいが、ちょうど良いと思うんだ。


 小学校の同級生が言ってたこと。ものすごくよく分かる。


「俺なんて小学校の頃はただカブトムシ追っかけて走りまわってたけどな」


 今はそれさえも難しい時代になってるのかなぁ……

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