応援コメント

第6話 今はラブラブなカップルも一寸先は闇」への応援コメント

  • 「恋愛」を「脳科学」の点で見ると興味深いものがあります。

    脳の中には様々な神経細胞のつながりでできた「回路」のようなものがあり、その中で「報酬系」というシステムがあります。ここが刺激されると、非常に強い幸福感、快楽を感じる、という事です。サルを使った動物実験で、報酬系を担う脳の領域に電極を指し、ボタンを押すと報酬系が刺激される、という事をすると、サルは寝食を忘れて、死ぬまでひたすらボタンを押し続けるそうです。

    「覚醒剤」も報酬系を刺激する「ドパミン」という物質の脳内での代謝に影響を与えます。

    「恋愛」も始まった当初はドパミンを介する「報酬系」が刺激されるのですが、一つの恋愛で「報酬系」が刺激されるのは長くても3年程度、という事がわかっています。

    ホルモンの一つに「オキシトシン」というものがあります。動物にも植物にも存在していて、植物では成長であったり、実の成熟に関連し、動物では、褥婦(子供を産んで間もない女性)の子宮復古(妊娠で拡張した子宮をもとに戻す)や、射乳(母乳を乳腺から押し出す)に関連しています。babyちゃんに母乳を与えようとして、おっぱいを口にくわえさせる前に母乳があふれ出すのも「オキシトシン」の影響です。

    この「オキシトシン」は「愛着ホルモン」とも言われ、「燃え上がるような愛情」ではなく、「穏やかに流れゆく大河」のような愛情をもたらす、と考えられています。付き合いの長いパートナーに対しては「オキシトシン」が、関係の永続性をもたらしているようです。

    「報酬系」のもたらす快楽があまりにも強いので、いわゆる「恋愛体質」の人は、「中毒」のように新たな恋愛を求めます。報酬系が活発に活動しているときは、ある意味「覚醒剤が効いている」のと似たような脳システムの動きとなっているので、普段では考えられないような行動をとってしまうのだろう、と思います。

    そんなわけで、昔も今も、「恋愛」が文学でも、音楽でも、美術でも大きなテーマとなるという事は、それだけ人間の「脳活動」に「恋愛」が影響しているのだろうと思います。

    この仕事をしていると、色々な男女の形を見ることになることもあり、私自身は「浮気・不倫」と聞いても反応は「ふ~ん」(あ、自分のパートナーは別ですよ)ですが、「それはバレるといろいろと面倒なので、その秘密は『墓場』まで持って行けよ」と思っています。

    と同時に、週刊誌の「不倫報道」や、それに対するバッシングについても、個人的には「醒めて」います。わざわざそんなことを報道せずともよかろう、と思っています。

    パワハラ、セクハラは全然別の次元なので、とても問題だと思っているのですが、いい大人二人が「恋に落ちてしまった」だけなのだから、関係者でもない人間がヤイヤイいう事ではなかろう、と思っています。どうするかは当事者が決めればいいことだろうと思っています。

    作者からの返信

    川線・山線さん

    コメントありがとうございます\(^o^)/

    わたしの推しの歌手の歌(ワルイコトシタイ)の歌詞に

    『大脳心理学的な見地から言ってしまえば恋はただの幻覚…(中略)…ドーパミンのせい』

    というフレーズがありますが、やはりそうなのですね!
    「報酬系」、怖いですねぇ……一度強い快楽を経験してしまうと、それ以下ではなかなか満足できなくなる、とも聞きますし。

    ドパミンから始まって、オキシトシンに移行して、穏やかな愛情が継続する、という関係性が理想なのかな?
    なんて思いました。
    言うのは簡単でも、なかなか難しいのかもしれないですね……だからこそ、『恋愛』テーマの文学なり芸術なりが、飽きられることなく生み出され続ける。
    それはそれでまた、楽しめてしまう。
    人間の矛盾(笑)

    わたしも、人様の恋愛問題へのバッシングについては、何故にそのように加熱するのか?不思議です。
    推しのスキャンダルは、それはショックだとは思いますが、だからといって攻撃するのは違うと思いますし。可愛さ余ってなんとやら、でしょうかねぇ。
    なんの関係もなければなんの実害も受けていない赤の他人が人を攻撃し続けるサマが、怖いです……
    ヒマなのかな?他にやることないのかな?
    って思ってます(笑)
    まぁ、自分の不幸を望む人はいなくても、他人の不幸は蜜の味とも言いますし。
    これまた、人間の矛盾、ですね(⁠≧⁠▽⁠≦⁠)