Barbecue Heart

@zitsuzai

2009年08月14日

8月14日。

今日は夏休みらしく、親戚とバーベキューをした。

いとこは女1人と男2人が来た。年齢的に俺は中間の位置である。

俺は初めから乗り気でなかったけど、それほど悪くなかった。

自然がすごい。山の中の別荘。

後から来たもう一人の女のいとこは彼氏を連れてきた。

俺は地味でオタっぽいけど、向こうは正反対だ。

決して交わらない世界の差を感じた。

というか、俺はいつもこんなふうに人と交わるのが苦手なんだけど。

俺が誰かと付き合うなんてことがいつか起こりうるのだろうか。

想像もつかない。


途中で疲れたひ弱な俺は別荘の二階に行って一人でソファーに寝そべっていた。

数学のことをやっぱり考えた。最近は数学のことをよく考える。自信がなかったり、急に憧れたり、漠然と第一線で活躍している自分を想像してみたり。


バーベキューに行く前に、初めて代数学の基本定理のちゃんとした証明を知った。

あれは複素数の深い性質からしか出てこないのだろうか。

性質の<価値>、性質の<深さ>のようなものに対する感性をもっと磨かないといけない。


とにかくやっと複素関数をかじれた。

この夏のうちにリーマンのあの予想に関する歴史的論文を把握しておきたい。


旅と数学。いいと思う。しかしとらわれ過ぎだろうか。


あとは祖父の話を聞いた。祖父は頭の良い人だったらしい。29歳で癌で死んだ。

偶然にも、誕生日がほとんど同じだった。


明日からまた日常が始まる。

そろそろ翼を広げたいけど、まだちょっと下積み期間が終わらない。

9月からは少なくとも生活では羽を伸ばしたいと思う。

自分の時間を生きよう。自分の価値観を持って。人の価値観に振り回されずに。

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