僕のタイムトラベル史

れもねぃど

プロローグ

 いつもここのきてしまう。

 群青色の空に輝くひとつの太陽、そのもとには僕の母校。この景色を見ながら、いつも感傷に浸る。昔話を自分自身に聞かせている。

 「もうこの地を離れて1年、か。」

 何を思ったのか、まるで社会人になったようなクチを聞く。別に社会人で就職するためにここを出ていったわけではない、勉強のため外に出たのだ。俺はまだ学生だ。

 なんだか地元の夕暮れ時を見ていると昔話がしたくなる。これを読んでいる人たちにはぜひ付き合ってもらおう。俺の長い長い恋物語に、な。

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