みどり

勝利だギューちゃん

第1話

「ほらほら、泣かないの」

「ぐすん」

「男の子でしょ?」

「でも」

「大丈夫、先生がついてるから」

「本当?」

「うん。本当」


懐かしい夢を見た。

幼稚園頃の夢。

正直、当時のことは殆ど記憶にない。


殆どと言うからには、少しは覚えていて、担任の先生のことは覚えている。

ただし、顔はおぼえていない。

覚えているのは、名前だけ。


僕の初恋の人なのだから・・・


5月4日はみどりの日。

僕は緑が好きだ。

愛している。

この地球を、自然を守りたい。


そして僕は、自然保護員という仕事に就いた。

このみどりの地球を守りたい。

それが役目だ。


なぜ緑が好きかと言うと、先に話した初恋の幼稚園の先生の名前が、

「みどり」だったから。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

みどり 勝利だギューちゃん @tetsumusuhaarisu

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る