クスシ&元ネタ人物紹介 ユストゥス編

※この頁はクスシと、モデルにした元ネタの人物について書いてあるオマケです

※読み飛ばしても何も問題ありません


ユストゥス

クスシ歴4年。32歳。ドイツ人。

マスクデザイン:赤地に左翼の黒鷲

アイギス:アカクラゲ型


モデルの偉人

ユストゥス・フォン・リービヒ(西暦1803-73)

ドイツの化学者。生誕は神聖ローマ帝国。

【有機化学の父】【農芸化学の父】【近代科学教育の開祖】とも。

有機化学の確立に大きく貢献した人物。後に男爵に列せられる。

本編で書かれていた、21歳で教授職についたのは史実ネタ。実際には助教授も経てはいるが、翌年には教授になっている。

また彼の名前を冠した大学や冷却器などが後世に残っている。


ベンゾイル基、クロロホルム、クロラール、アルデヒドなどをはじめ多くの有機化合物を発見。

窒素、リン酸、カリウムを用いて化学肥料を作成しており、「農芸学の父」と呼ばれた由縁はここからきている。

この研究に取り掛かったのは、ヨーロッパを襲った飢饉を解決したかったからとも言われている。

他にも多くの発見や発明(肉エキスとか)をしている。


性格は情熱的かつ社交的だったようで、国内外問わず多くの友人がおり、門下生も沢山抱えていた。

同時に癇癪持ちだったところもあり、妥協を知らず、自分が間違いだと思う理論へは攻撃的。よって敵も多かった。

自分の主張と異なる議論が勃発した際は激しい論争となり、長年交流を築いていた人物と絶交してしまうほど。

しかしユストゥスも完璧ではなく、とある化学者と長い論争を繰り広げた末に敗れた事がある。


そんな彼にはたびたび共同研究をし、お互い切磋琢磨しながら研究に打ち込み、生涯文通を交わしていた友人がいた。

現代でも、その友人とやり取りした1500通もの手紙が残っている。

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