京都の外国人観光客を見て思ったこと

@bingoyotaro

第1話

先日、京都に旅行したのだが、ホテルの宿泊代が高くなっているのにびっくりした。以前なら2~3万円ぐらいだったホテルの宿泊代が何と5万円以上する。

だが、知り合いの話ではビジネスホテルでも3万円がザラだという。


そして、私が目にしたのは人力車に乗る多くの外国人観光客の姿。私は思わず昔の中国にあった租界(註1)のことを連想してしまった。当時中国は列強の植民地化の脅威にさらされており、いくつかの国内の港湾都市を諸外国に開港していた。


------------ココカラ

註1(出典:インターネット) 中国の開港都市において、外国人がその居留地区の警察・行政権を掌握した組織および地域。1845年、英国が上海 (シャンハイ) に設けて以来、一時は8か国27か所に及んだが、第二次大戦中にすべて返還された。一国が管轄する専管租界と複数国による共同租界とがあった。

-----------ココマデ


租界とは治外法権の区域であり、そこの入口に書かれていたのは「犬とシナ人は入るべからず」であった。だが、その中で働く中国人はいた。彼らは外国人のために人力車を引き、遊園地では回転木馬を走りながら引いて回った。


今京都には外資系のホテルがどんどん建設されている。現在日本を訪れている外国人はほぼ単なる観光目的であろうが、やがて安くなった日本を利用してやろうという外国人が出てくるのは間違いない。


大和民族は国家建設以来約1300年近く他民族を寄せ付けないまま頑張ってきた。しかし、もはや単独民族では国家を維持できなくなってきている。民族全体が老化して自ら回復するだけの力はなく、また他民族からの侵入を防ぐこともできない。


民族の限界が近づいている。日本自力での発展はもうこれ以上望めない。そこに何が起きるかは歴史を見れば明らかであり、それは言うまでもなくもっと力を持った民族による侵入である。日本はこれから他民族によって浸食されていく。それを防ぐ手立てはない。


それにしても不思議なのは、どうしてこれほど日本人気が高まったのだろう。今まで日本政府が意図的に外国人が日本に来るのを制限していたのだろうか?

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