我に返るスキマを埋めろ 3

最近、絵を描いたり写真を撮るようになった。なったと言っても、10代の事からやっていたが、仕事をしてた2年半は、そういったことを何もしていなかった。今無職だから時間が沢山ある。金はないが。絵を描いたり、写真を撮っていると誰かに見せたくなるようになった。昔は見せたい願望は無かったけど、今は誰かに共有したい気持ちがある。

特に絵は、ファンが増えると良いなと思っている。しかし、絵にしても写真にしても共有の仕方がわからない。SNSをやってみても、いいねは付かないし、いいねがついてなかったにしても見てもらえてるのかわからない。お店や自分の絵が好きそうな人が沢山いそうなところに置いてもらいたいと思ってた矢先、リサイクルブック稲田さんに置いてもらえることになった。確かにあのお店は、自分の絵に合う気がする。

ついでに、このフリーペーパー“終わったはなし”も置いてもらおう。

自分の作品を見てもらうのは、正直かなり恥ずかしい。絵は上手くないし、写真も技術がない。でも、一つ一つ丁寧に仕上げているつもりではある。それでも自宿がないのは、やっぱり自分自身に自宿がなかったり、傷つくのが怖いからだろうと思う。リサイクルブック稲田さんに絵を置かせてもらったが、その時めちゃめちゃに緊張してしまった。自分の描いた絵に自分の考えが映し出される。何回も言うが無職になってから、時間がたっぷりあるので自分に向き合う時間が出来た。向き合ったからこそ、自がない事もある。

立花隆は、青春漂流という本で「恥なしの青春、失敗なしの青春など、青春の名に値しない」といっている。いつからいつまでが青春期などと、青春を時間的に定義できるものではない。自分の生き方を模索している間が青春なのである。それは人によって短くもあれば、長くもある。

これらは、私が10代の頃影響を受けた言葉だ。高校を辞めて、1人で過ごした時間こそ良い青春時代だったと思う。今は、その頃に戻ろうともがいている。絵も写真も他人に馬鹿にされてもいいや。って思えるようになりたいもんだ。自由に生きたいんだよ〜

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