我に返るスキマを埋めろ 2

無職になる前は、工場で働いていた。毎日残業三味の日々お送っていた。仕事の事ばかり考えていてた。そうなると、大半の人間は自分のやりたい事、休日の過ごし方とかわからなくなってくると思う。仕事だけが生き甲斐だった自分は、ある日突然鬱になり、ああ、無理だという状態になった。医者からは1ヶ月の休職を提案され、入院やら薬を変更するやら々やってみたが、職場に迷惑をかけてしまうんじゃないかとプレッシャーが積もるばかりで休む気がしない。職場の人は気にせず休んで良いよと言ってくれたが、仕事人間だった自分が気にせず休めるわけないだろう。まあ、結局そのプレッシャーもあり、限界が来たので辞めた。無職になってから、やりたい放題している。しかし、やりたい放題するにも金がない。仕事を辞めるにあたって、ある程度の貯金をしてから辞めるというのがポイントである。しかし、その重要な貯金がない。なんせ仕事辞める前に、入院費、生活費、車の買い替えがあった。なんせ休職中は、傷病手当も有給も使えなかったので、貯金の100万は2ヶ月にして消えた。まあまあな大金があっという間に消えて、仕事を辞めて残ったのは、生活の不安と鬱と支払いと自由だけだった。しかし自分は、楽観的な方というかまあなんとかなるさ精神の持ち主である。3月、4月と2ヶ月はなんとかなった。問題は、5月からだ。5月乗り越えたら、生きていける自言がある。5月が自分の勝負どころだ。その勝負を宝くじに賭けている。絶対当たれよ!!

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