老屋はかつて駄菓子屋雀の巣

ろうおくはかつてだがしやすずめのす

季語は「雀の巣」です。


うちの祖母の家がかつて駄菓子屋を営んでいました。

祖母も亡くなり、空き家になった家は傷みがひどいのですが、昔は子どもたちがあつまってたよなと思い出して一句詠んでみました。

子どもたちが集まっている様子を「雀の巣」という季語に託したつもりです。


この句については、中七の「かつて駄菓子屋」という表現が良いと言っていただいたのですが、選外でした。


上五の「老屋は」をもう少し具体的にしたほうが良いとのこと。

祖母の家というエピソードがあるのであれば、素直に


祖母の家はかつて駄菓子屋雀の巣


としたほうが良いのではないか?とのご指摘を頂戴しました。


確かに、その方が私自身の感情のポイントや、何を観て句を詠んでいるのか明確になるなと感じました。

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