何!?美少女が…襲われているだと!ならば…助けなければ!〜待っていてくれよ美女達よ!〜

秋里 夏

第1話

世の中はキレイばっかではない!そうだろ。

「もう逃げられは、しないぜぇ!いい加減に観念をするんだな。おい!」

「ヘイ!親分!それでこいつをどうするんで。」

「ヘヘ、そんなの犯すに決まってんだろ!おい!何ちんたらしている!……急げ馬鹿野郎共!」

「うそ、そんな冗談よね!…本気なの!?…いや…いや…いやぁ〜!誰かぁ誰でも良いから…助けてください〜」

「そんなに叫んでも、誰も助けになんてこねぇよ!…「そこの悪党共!」?!何…だ、誰だ!出てきやがれ!!…おい辺りを…組まなく探せぇ〜!」

「へい!もちろんでさぁ…「その必要はない!…俺はここにいる!」…」

「な、何ぃ!…」

一斉に声がした方を見る。

「てめぇ…俺の邪魔をしやがって…生きて帰れると思うなよ!てめぇらやっちまえ!!」

「「「「「「「「「うぉぉぉぉぉ!奴を…血祭りに上げろ!」」」」」」」」」

一斉に襲い掛かってきた…しかしそれをひょいと…華麗にかわすと悪党に向い「それはこっちのセリフだ!……いくぜ!!」

自分で決めた決めゼリフを言い放った。

 

「……はい!…そい!とりゃぁ!」

「うぉぉぉぉぉ!…!!?何だこいつはぁ…」

「ぐはぁぁぁ!……奴は化物か!?」

「ヒィィィ!…やってられるか!俺は逃げるぞ!」

おっと…逃がすと思うか!

「はぁぁぁ!ふんっ!」


『グキィィィィ!ボキ…』

「痛えよ〜痛え!」

「……………」

「一件落着!……ふむ!」

「あ、あの…助けてくれてありがとうございました…。貴方のお陰で助かりました。是非お名前を!……あれ!?い、いない?」


あぶねえあぶねえ!正体がバレるわけには行かないんだ……ごめん!

そう呟くと機微を返すとマントを翻しその場から立ち去るのだった。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る