第1章キャラクター紹介
簡単な世界地図↓
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○ソール
本作の主人公。乙女ゲーム「聖女と7人の勇者様」の聖女をサポートする光の妖精として転生した日本人。前世の名前はタイヨウで、西洋っぽい世界観からローマの太陽神にちなんでソールと名乗りだした。ただ後述のイマジナリーフレンド(空想上の友達)のマーニにより北欧神話の太陽の女神であるソールにちなんだイメージになりつつある。
前世は産まれた直後に赤ちゃんポストに遺棄された孤児出身の男で、中学校卒業後に孤児院を出て肉体労働系の仕事についていた。仕事帰りの駅の階段で、躓いた歩きスマホのオバさんの転落に巻き込まれる形で転げ落ち後頭部を強打して死亡した。
生まれの境遇もあり母性愛に飢えている。またそれらの影響で自身を慰める存在としてイマジナリーフレンドという別人格を宿してしまった。
妖精には性別という概念が無いのか大事なものを失った。体の大きさは小鳥程度の大きさしか無いけれど、金髪碧眼あどけない顔立ちで手足がスラっとした少女のような見た目なので、主人公はTSったと解釈した。
光魔法である透明化(シースルー)、光線(レイ)、回復(リカバー)、結界(バリア)などが使える。
○マーニ
本作のヒロイン。主人公の前世からのイマジナリーフレンド。性別は女を自認。前世ではたまに主人公に囁く程度だったが、転生後は常時会話をするようになった。主人公に前世での筆下ろし相手のプロのお姉さんの名前と同じユキナと名付けられそうになり、主人公の前世の名前からちなんでツキを名乗った。しかし主人公がソールと改名したため、北欧神話でソールと兄妹で前世で月の神のマーニと名乗り換えた。
王都近くのダンジョンコアの機能により闇の妖精として産まれ変わった。
闇魔法である耐光(スヴェル)、収納(ストレージ)、瞬間移動(テレポート)、身体強化(リーンフォース)などが使える。
○エッダ
主人公を産んだ樹。異世界を支える存在の依代。北欧神話を記した本と同名。異世界に誕生した直後の主人公に「純粋な心を持った乙女に会って守り導きなさい」と指示し力を失い沈黙した。主人公は産んだ直後に命令だけしてネグレクトした存在として、エッダをババアと呼んでいる。
○エリ(孤児院の院長)
私設の孤児院(児童養護施設)の院長をしていた女性。孤児院は元々戦争成金だった曽祖父が戦後に故郷だった都会の下町に作った施設。公的補助が少なく経営は苦しいが、卒院生から寄付もあってなんとか運営出来ている。
情が厚く、主人公が死んだ事については我が子を失ったのと同じぐらい悲しんだ。
○シズカ
主人公と同じ孤児院を出た女性。主人公の10歳年上で初恋の相手。奨学金で大学に通い弁護士になった才女。主人公の事は弟のように思っていた。主人公が事故死したあと、その原因となった女性反省が見られない態度に憤慨し、裁判に訴えて数百万円を勝ち取りエリに受け取らせた。
○筆者
主人公が自信の境遇をカクヨムに掲載されるようなネット小説の出来事だと想定し、この物語を書いている存在として架空に想像された存在。主人公はこのような小説を書くのは幼女からの被加虐趣味があるキモオタデブニートの男だと思っている。それに対しマーニは可愛い妖精を登場させるのだからメルヘン趣味の女の子だと思っている。
主人公がこのような想像するのも自身の厳しい境遇を俯瞰的視点で見る癖がある事と、幼少期に楽しみが少なかったため活字を乱読した際に、自身を物語の主人公に重ねてのめり込んだ事によるもの。
○スコル・バラティーア
乙女ゲーム「聖女と7人の勇者様」のヒロイン。文盲率の低い辺境の田舎産まれながら5歳にして文字の読み書き計算ができ、拙いながらも礼儀作法を身に着け、早期に親離れした。
それが出来た理由は主人公と同じ日本からの転生者だったためで、本来のゲームのヒロインとは違う。
姿を透明化した主人公の存在を知覚出来る。そのため主人公を追いかける様子から光の妖精と戯れていると思われ村人達から聖女だと思われた。後述の村へやってきた聖女調査の2人にもそう思われ、バラティーア公爵家に養女として引き取られた。
実は前世で主人公を事故で殺した女。加害者でありながらエリとシズカをタカリ屋、主人公を当たり屋と思い続ける反省が出来ない性格。
○ニコルとスカラ
スコルの両親。子供は2男1女でスコルは2番目。
○バルト・アド・プロムナ
プロムナ王国近衛騎士団所属特務査察官の男性。プロムナ王国はスコルが産まれた村が所属する国。第3王子ではあるが愛妾の子であるため継承権は低かった。継承権を放棄する事で近衛騎士団に配属された。王宮に辺境の村に有力な聖女候補が現れたので調査をしたいとラステア聖国大使より依頼があったため、王命で特務調査官に任命され村の調査のため派遣された。ミドルネームのアドは廃嫡されている事を現す。
○カルム・ラステア
ラステア聖国特使の男性。プロムナ王国大聖堂兼ラステア聖国大使館に勤める司教。この世界はエッダ及びそれより産まれる妖精を崇める宗教しか存在しない。人間が治める国は、ラステア聖国が盟主となっている聖女を導き魔王の討伐に導くとされる光の妖精を崇める宗派が優勢。ラステアの姓は400年前の聖女の名で、その姓を持つものは司教以上の地位にいる事を証明している。辺境の村に有力な聖女候補が現れたと村の神父から大聖堂に連絡があったことで、大聖堂所属の枢機卿の命により村の調査のため派遣された。
○アードル・フォン・バラティーア
プロムナ王国バラティーア公爵。前国王の王弟。自身を産んだ母の実家であるバラティーア公爵を継ぎ当主になったばかり。プロムナ王国国王から聖女の有力候補を養子に迎えるよう要請を受け村にやってきた。子供が出来ない体質であったため実子は居ない。ミドルネームのフォンは貴族家当主を現す。スコルを養子に迎えるため村に行く事を嫌悪していたが、スコルの出来の良さに期待した。前国王と公爵令嬢だった母の子であるため傲慢な性格をしている。
○セメナ・アルム・バラティーア
アードル・フォン・バラティーアの正妻。現在側室は居ないので唯一の妻。スコルを見に来たのは聖女の生家を見てみたいという興味本位での同行だったが、あまりのみすぼらしい場所であったため後悔した。大貴族であるアルム侯爵家の出であるため傲慢な性格をしている。ミドルネームを持つ貴族の女性は既婚者である事を現す。
○ガイ
プロムナ王国王都近くで活動する銀級冒険者グループ「三ツ星」のリーダー。ローブに杖を装備する魔術師。土魔術が得意。「三ツ星」は堅実な仕事ぶりで同業者からの評価が高い。
○マツ
プロムナ王国王都近くで活動する銀級冒険者グループ「三ツ星」のメンバー。刺突剣と小盾を装備する斥候。風魔法が使える。
○オル
プロムナ王国王都近くで活動する銀級冒険者グループ「三ツ星」のメンバー。メイスと盾を装備する戦士。弱い火魔法が使える。
○ラン
プロムナ王国王都近くで活動する年配の元冒険者の運搬人。小剣と小盾を使った戦闘のほか、小弓の腕もなかなか良い。魔法は弱い水魔法しか使えない。冒険者グループ「三ツ星」に仕事のイロハを教えていたた事もあるため連携が出来る。
○ハモ
ランの妻。
○シア
火への高い耐性がある赤い胸当てを付けた冒険者。小剣二刀流の軽戦士。火魔法の実力も高い。後述のララと2人組で「レッドテイル」というグループ名で活躍している。「レッドテイル」は「三ツ星」と同じ銀級冒険者グループだが派手な戦果を上げる事が多いので周囲の評価は「レッドテイル」の方が高い。小剣二刀流の軽戦士、火魔法の実力も高い。
○ララ
黄色いローブを付けた冒険者。身体能力は弱いが土魔法の術者としては王都の冒険者でも最高レベル。シアと2人組で「レッドテイル」というグループ名で活躍している。
○アムール・レイバー
王都の大聖堂に所属する枢機卿直属の聖堂騎士団の団長。水属性と風属性に適正がある2属性魔法使い。水と風の魔法は本来殺傷能力や防御力が低いが、複合させることで氷を発生させる事が出来、氷槍や氷嵐など高い殺傷力を持った魔法や、氷壁など防御力の高い魔法も使える。銀髪でアイスブルーの瞳。白銀の剣に盾に鎧を装備して戦うため、味方からは「銀氷騎士」「氷の貴公子」と呼ばれ、敵対者からは「白髪鬼」「白い魔王」と呼ばれている。
「聖女と7人の勇者様」の攻略対象の1人。
○アールヴァク
王都近くのダンジョンコアの機能により誕生した馬型の聖獣。一本角が生えていてる白い牝馬。北欧神話の太陽神ソールが乗る太陽を引く馬の名前を主人公により付けられた。普段呼ぶときは「アール」。
○アルスヴィズ
王都近くのダンジョンコアの機能により誕生した馬型の聖獣。二本角が生えている黒い雄馬。北欧神話に登場するマーニが乗る月を引く馬の名前をマーニにより付けられた。普段呼ぶときは「アルス」。
○ガルム
王都近くのダンジョンコアの機能により誕生した犬型の聖獣。額に黄色い宝石の様なものが付いている中型の黒犬。北欧神話に登場する「犬のうち最高のもの」と冠される犬の名前を主人公により付けられた。普段呼ぶときは「ガル」。
○フェンリル
王都近くのダンジョンコアの機能により誕生した犬型の聖獣。額に緑色の宝石の様なものが付いている中型の白犬。北欧神話に登場する最高神オーディンを飲み込んだ狼の名前をマーニにより付けられた。普段呼ぶときは「フェン」。
○フギン
王都近くのダンジョンコアの機能により誕生した鳥型の聖獣。青い羽毛の小型の鳥。北欧神話に登場するオーディンに寄り添う「思考」を司る鳥の名前を主人公により付けられた。
○ムニン
王都近くのダンジョンコアの機能により誕生した鳥型の聖獣。赤い羽毛の小型の鳥。北欧神話に登場するオーディンに寄り添う「記憶」を司る鳥の名前をマーニにより付けられた。
○ヨルムンガンド
王都近くのダンジョンコアの機能により誕生した蛇型の聖獣。金色の大蛇。主人公が北欧神話の世界蛇とも呼ばれる大蛇の名前からつけられた。呼ぶときは「ヨル」。
○ニーズヘッグ
王都近くのダンジョンコアの機能により誕生した龍型の聖獣。銀色の龍。主人公が北欧神話の世界樹の根を齧っていると言われるドラゴンの名前からつけられた。呼ぶときは「ニー」。
○トール
王都近くのダンジョンの宝箱から出て来た義体。所有者の意のままの姿に変えられ感覚も共有できる。所有者は主人公で、普段は前世の主人公姿を美化した体をしている。名前は社会に出てから父親代わりに面倒を見てくれた現場の親方の名前であるトオルから取られた。
○エリ(義体)
王都近くのダンジョンコアの機能により誕生した義体。所有者の意のままの姿に変えられ感覚も共有できる。所有者はマーニで、普段は前世の孤児院の院長の姿を取っている。名前は孤児院院長の名前であるエリから取られた。
○レギン・アド・ザブロ
王都冒険ギルド長。元金級冒険者。爆炎弾と二つ名が付いた火属性と土属性の2属性魔法使い。プロムナ王国ザブロ男爵家長男。真紅の髪に琥珀色の目。ダンジョン崩壊直後の現場指揮を取った。隠しているが竜鱗族の特徴が背中にある。そのたね勘当はされていないが廃嫡されている。
現役引退の原因は10階層ボスに挑んだ際に、仲間でもあった恋人を失ったため。
「聖女と7人の勇者様」の攻略対象の1人。
○キャシー
王都冒険者副ギルド長。受付嬢のまとめ役をしている。元銅級冒険者。ヴィクル帝国出身。
○トクワ
ダンジョンが聖堂騎士団により1階層から6階層まで占拠された際に慣れない7階層で大怪我を負いそうな冒険者を庇い膝に怪我を負った冒険者。
○デミ
ダンジョンが聖堂騎士団により1階層から6階層まで占拠された際に慣れない7階層で大怪我を負いそうな冒険者を庇い両腕を怪我した冒険者。
○サウロス・ザラシア
プロムナ王国第四騎士団副団長。ザラシア男爵家二男。ダンジョン崩壊時に発生した地鳴りの調査のために王宮から派遣された隊を率いていた。
○ドスン・ザイファ
プロムナ王国第四騎士団所属。ザイファ男爵家三男。ダンジョン崩壊時に発生した地鳴りの調査のために王宮から派遣された隊員。隊長と共に現場に残った。
○ガルガ・ザミーネ
プロムナ王国第四騎士団所属。ザミーネ士爵家嫡男の二男。ダンジョン崩壊時に発生した地鳴りの調査のために王宮から派遣された隊員。団長に報告するため戻された。第四騎士団では最も若い団員だが剣の腕は随一。プロムナ王国で年に1回開催される剣聖盃で準決勝まで進んだ実績がある。
「聖女と7人の勇者様」の攻略対象の1人。
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