第2話消えた国民、隠された事実
事務室に入り、午後の業務のためにPCを起動する。
そして隣に座っている新人も、業務を行うために、同じ動きでPCの電源を入れて、さっきと同じ様な口調で、しかしさっきとはまるで別の話題を「あっ、そういえば新堂さん」という言葉を皮切りに、俺に促す。
そしてそこからは、本当にただの雑談だ。
休日に昔ながらのカフェやバーに行くことを趣味にしているこの新人は、そこで食べた料理や飲み物、その店の雰囲気や、そこで会った初対面の
まったく......
無駄に顔が良い新人のその話題は、後半の方は特に、危うい気もするのだが......
休日は家に居ることが多い俺にとっては、週初めの月曜日に話されるその話題が、些か鬱陶しいと思う反面、自分だとそういう所には出向かないし、もちろん初対面の
だから彼のそんな話は、聞いている分には、まるでチープな深夜ドラマでも見ている様な、そういう感覚になって、少しだけ面白かったりする。
だからまぁ飽きもせず、毎週そんな話を、俺は彼から聞いている。
矛盾していると、自分でも思いながら。
「さぁ、そろそろ仕事をしよう」
そう言うと、新人は少しだけ、不満そうな表情をする。
どうせまた明日も、同じ話をする癖に。
そんな風に思いながら、PCの画面を確認して、そして午後の業務を行う。
「......えっ?」
「ん?どうしたんですか、新堂さん」
そう言いながら、新人は俺のPCの画面を覗き込む。
そしてその画面を見て、新人も俺と同じような、表情になる。
「これ......どういう、状態ですか......?」
「いや、俺もわからん......」
そう......そこに映されているのは、モニタリングされたデータと、そのデータの対象とされている国民の顔写真と名前が、細かく列記されていた。
ある数名を除いて......
「こんなの、はじめて見ましたよ。モニタリングされたデータだけが、綺麗に空白にされているなんて......何かのバグ......ですかね......?」
そう言いながら、俺の方を見る新人に、言葉を返す。
「どうなんだろうな......もしバグなら、お前の方でも、同じことが起きているんじゃないのか......?」
「それは......いや、ありえなくはないですよね......確認します」
そう言いながら新人は、自分が担当している国民のバイタルデータをチェックするために、PCを操作する。
しかし新人には、俺と同じようなことは、起きていなかったそうだ。
新人よりも幾分、俺に年齢が近い上司が言う。
「国民のバイタルデータが一斉に消えるなんて......これは一体どういうことなんでしょうね、新堂さん?」
そしてその上司の言葉に、俺はありのままをそのまま、言葉にする。
「......っと言われましても、私にも何がなんだかわからない状態ですので......」
緊急の面談を行うための会議室で、向かい合いながら座っている俺と上司。
年齢が五つ程下の者に対して敬語を使うこと自体に、俺自身まったく抵抗がない......わけではないが......仕事上仕方がないと割り切れる。
しかしこうもあからさまな声色と態度だと、普段は気にしない程度のことでも、引っ掛かってしまいそうになる。
しかしながら、そんな俺の心境は、きっと向こうは知る由もないのだろう。
いいや、こんなちっぽけな心境は問題ではないのだから、知らなくていい。
それに、むしろ可哀想なのはこの上司の方だ。
ただでさえ扱い辛いであろう俺の立場に気を遣いながら、普段は誰よりも仕事をしており、今もなお、本当はこんな面談をするよりも、通常業務に時間を割きたい筈である。
だからだろうか、ため息交じりの声で、上司が言う。
「わからないじゃ、困るんですけれどね......」
「......」
「まぁ、起きてしまったことをどうこう言っても仕方がないです......しかしそれでも、何も手を打たないという訳にもいかないんですよ、新堂さん」
「たしかに、そうですね......」
そう言いながら、俺は視線を少しだけ、その上司の目から外す。
人間誰しも、同じところを寸分違わずに見続けることなど出来ない。
そしてそれは、目の前にいる上司も同じことだ。
俺の力のない返答を聞いた後、彼は手元にあるタブレットに視線を落として、操作する。
「そこで、新堂さん......貴方には暫くの間、外部調査をお願いしたいと思っております」
「......外部調査......ですか?」
聞き馴染みがない言葉を訊き返すと、目の前の上司はそれを「はい」と肯定した。
だから俺は、その肯定した内容について、勘違いがない様に、詳細を確認した。
「......それは、今回バイタルデータがなくなった者達の所へ、直接足を運ぶということでしょうか?」
「えぇ、まさしくその通りです」
「あまりにも、直接的ですね......それに危険です......」
そう言いながら、再び彼の瞳に視線を向けると、既に彼の視線は、俺の方を向いていた。
そしてそのまま、表情を変えずに彼は言う。
「えぇ、そうでしょうね......だから貴方に適任なんですよ、新堂さん。なんて言っても、貴方は元々、調査局のエースじゃないですか?」
目の前に座る上司に対して、俺は視線を向けながら、言葉を紡ぐ。
「......ずいぶんとまぁ、古い話を持ち出すんですね......私が調査局に居たのは、もう十年以上前のことですよ......もう、ただの一般人です......」
そう言いながら、どうすれば彼との会話を、この話題からは関係のない所に持って行くことが出来るのか、それだけを俺は、考えていた。
しかしながらその目論みは、意図も簡単に打ち砕かれた。
「それでもやはり、今回のこの件に関しては、貴方以上の適任者は居ないんですよ。だって、そうじゃないですか......」
「......」
「あの事件は、もう十年以上前の話になりますよね?」
そう言いながら上司は、机の脇に置いてある、俺の経歴が書かれている書類に視線を落とす。
そしてそのまま、わざとらしく、俺に語り掛ける。
「そういえばあの事件も、最初は十人の国民のバイタルデータが、一斉に消えたことから始まったんですよね?まるで......今回の様に......」
「......なにが、言いたいんですか?」
そう言いながら俺は、目の前に座る上司を見つめる。
しかしその視線は、恐らく最初のそれとは、意味合いがまったく違うのだ。
到底、部下が上司に対してする様な目では、なかったのだろう。
それだけは......
たとえ鏡がなくともそれくらいは、なんとなく理解できるのだ。
「......怖い顔をしますね。しかしそんな顔をするということは、あながち見当違いなこと......というわけでもないのでしょう」
「......模倣犯がいると......そういうことですか?」
そう俺が口にすると、その重々しい俺の声色と同じくらいの重さで、彼は頷いた。
そしてそのままの流れで、彼は続けた。
「当時の犯人はたしか、自殺でしたっけ。確保する直前に、調査局員の目の前で......ですよね?」
「......えぇ、そうです」
「そうなるとやはり、模倣犯の存在を疑うのは、容易なことでしょう」
「......そうでしょうか?」
「......」
「......」
疑問符の俺の言葉を最後に、無音が会議室を包み込む。
その空気はまるで、部屋の酸素を全て吸い込んでしまいそうになっている様な、そういうモノだった。
そしてその空気に、どうやら耐え切れなくなったのは、俺だけではなかったらしい。
寸分早く、目の前に座る上司は徐に、立ち上がった。
「話は以上です。業務内容の詳細は追って連絡します」
「あぁ、そういえば、言い忘れるところでした......最近、調子はどうですか?」
そう言いながら、会議室の扉に手を掛けた上司は、俺の方を振り返り、書類を持ったもう片方の手を使って、自分の耳元を指差す。
そして言われた俺は、この上司が何のことを話しているのか、その仕草と言葉で、すぐに理解できた。
だからその彼の言葉に、俺は静かに、言葉を返す。
「......えぇ、おかげさまで......」
そう言いながら自分も立ち上がり、使っていた椅子に手を掛ける。
無意識に視線を落としている俺に対して、続けてその上司は口にする。
「白木先生が、心配していましたよ?」
「......そう......ですか......」
「ちゃんと、診察の方も行ってくださいね......」
そう言葉を残して、上司は会議室を後にした。
その後はいつも通りだった。
削除されたバイタルデータについての業務は、別日に詳細な連絡があるということなので、今日残っている業務は、いつもとほとんど変わらない。
午前中に分析課へ提出した書類についての返信があれば、それらについての対応を行う。
まぁ大半は、分析課の承認印が押された書類を参考にしながら、そのバイタルデータの持ち主である国民一人一人に対して『通知書』を作成し、PCでそれらの送信を行えば、一通りの業務が終了する。
なお『通知書』の送信先は、その国民本人に対してではなく、府内メールを用いて、通達課に送信されるのだ。
そして今度はその通知書を、通達課が各都道府県に通達をし、そこから各自治体に送られた後、ようやく国民本人へと通知書が送られる。
ほんとうに、面倒な仕組みだよな......
そんなことを、仕事をしながら、俺は思う。
けれどここまで面倒なステップを踏む理由は、できるだけ国民との直接的なやりとりを避けるためだ。
なんせ俺等の仕事は、たとえ行政府の仕事だとしても、他人の健康状態を、勝手に覗き見て、それを基に様々な書類を作成し、本人に『通知書』として送付される。
何の前触れもなく......だ。
そんなの、良い思いをする奴の方が、本来少ないだろうに......
そんな風に思いながら、俺はPCのキーボードを叩く。
視線の先には、出来上がりつつある書類と、無作為に流れてくるネットニュースの記事がいくつかあって、その中の一つに、俺は視線を止めた。
『行政府によるバイタルデータ監視業務の反対運動』
記事の見出しには、やはりこういうモノもあるのだ。
そしてその記事を、どうやら隣に座る新人も見ていたようで、彼は一言、こう言った。
「ホント、いつ後ろから刺されるか、わかりませんよね?」
「あぁ、まったくだ......」
次の日の休日、ある人の所を訪れることになっていたので、昼頃にゆったりと家を出て、その人の所へ向かうために、電車に乗る。
会社へ向かう時に使うのと同じ乗り物に、休日も同じ様に揺られるのは、やはり些か思う所はあるけれど......
しかし平日とは違い、逆方向へ進む電車に乗れることに、少しだけの高揚感を感じるのは、たしかなことなのだ。
たとえその行き先が、病院だとしても......
「まったく......穏やかな休日の午後に、君の様な患者が来てしまうと、こちらとしてもダラダラと仕事をするわけにはいかなくなるなぁ......」
「ワーカーホリック気味な証拠ですよ、それは......精神科医の先生がそれでは、患者にあまり、示しがつかない様にも思えますが......」
「ハハッ、ほっとけ......いつものでいいかい?」
「えぇ、どうも......」
そう言いながら、俺はその初老の医者
皮肉屋な医者だが、俺が調査局を辞める切っ掛けを与えてくれたのも、彼の診断があったからだ。
そして今も、彼は俺の後遺症に、根気よく付き合ってくれている。
毎月二回、この先生の所に訪れて、俺はカウンセリングを受けているのだ。
毎回、このコーヒーを飲みながら......
「それで最近はどうなんだ?やっぱりまだ聞こえるのか、ノイズは?」
「......えぇ。それどころか最近は、夢にまで出てくるくらいで......」
「夢?なんだ、まるで恋でもしている様な物言いだな......」
「......笑えないジョークですよ。それは......」
ため息混じりに返した後に、受け取ったコーヒーに口を付け、いつも通りのその味に、少しばかり安堵していると、目の前の初老の医者はゆったりとした口調で話し出す。
「いいや......べつに冗談で言っているわけではないさ。恋愛というのは、脳が活性化して、脳内物質が分泌されることで生じる、謂わば異常状態さ」
「PEA(フェチルアミン)......でしたっけ?けれどその結果、集中力の向上などは、残念ながら感じられませんでしたよ......」
「フフッ......そうそうドーパミンなんぞの快楽物資に頼るモノではないぞ、若僧よ......」
そう言いながら一口、先生はコーヒーを口にする。
そして一息ついた後に、彼は少しだけ考えて、またゆっくりと言葉を紡ぐ。
「しかしなぁ......もう十年も経つのだから、いい加減良くなっても良い様なモノだが......」
その言葉に対して、俺ももう一度、コーヒーに口を付けてから言葉を返す。
「えぇ......まったくです......」
事件のことを思い出すのは、簡単なことだ。
十年前に起きたそれは、今回と同様、あまりにも唐突だった。
約十名の国民のバイタルデータが突如として消去され、そしてそのデータ元となっていた国民は皆、数日後に行方を眩ませ、失踪者扱いとなったのだ。
CORDの運用が疑問視されている最中に起きてしまった、この奇妙な失踪事件をマスメディアは大々的に取り上げ、それにより国民のCORDへの不信感はより一層強いモノとなった。
そのためより早期の解決を、政府は求めたのだろう。
当時調査局に勤めていた俺を含めて、通常では考えられない程の数の人員が、その事件の捜査に動員されることになった。
「結果......事件はかなりの速度で解決した」
コーヒーを両手に抱えたまま、先生は俺が思い出している事柄に、わざとらしく割り込んでくる。
そしてその先生の言葉に、俺も乗りかかる。
「えぇ......けれど、犠牲者が出てしまった......」
「仕方ないことだとは、思うがね......」
「そう言ってくれるのは、事情を知っている関係者と先生くらいですよ......政府はそんなことを許さない。ましてや当時の世論は、そんな事実が明るみになれば、CORDの運用停止は避けられなかった......」
「だからその事実は伏せられて、事件の解決のみが報じられたと......」
「......ほんと、酷い話です......失踪した被害者全員......それどころか事件の犯人すら、死んだというのに......」
そう口にした後に、手に持っているコーヒーをもう一度、口にする。
話したその事実が、あまりにも苦々しいそれだったからだろうか......
それとも先生が淹れてくれたコーヒーが、いつもよりも美味いからか......
口に含んだ苦みには、些か心地良さが含まれている様な、そんな気がした。
だから僕は、目の前に座る先生に、顔を上げて尋ねてみた。
「ところで先生、また腕を上げましたか?いつもよりも美味しいです......」
「ハハッ......おいおい、今日のはインスタントだぜ。それだといつもが不味いみたいだ......」
「......失礼しました」
「構わんよ......それよりも、やはり気になるのはその犯人の素性だな。お前さんが十年も抱えている原因は、どう考えてもアイツなんだろ?」
「えぇ......そうですね......」
そう言いながら、俺は自分の鞄から、当時の事件資料が保存されたタブレット端末を起動して、画面に移されたその人物を指差して、その名前を口にする。
「
砂城の名前を口にした途端、部屋の空気が冷たくなるのを、微かに感じた。
けれどそんな空気を感じたのは、正面に座る先生も同じだったのだろうか、俺の方を見ながら言う。
「友人の名前を口にした割には、浮かない顔をするんだなぁ......」
分かりきっている皮肉に対して、俺はため息混じの言葉を返す。
「......あれは悪友です。しかもかなりの凶悪な......失踪した被害者全員を殺した後に、俺の目の前で自殺する様な奴でしたから......」
「しかし奴が死んだ事実を知っているのは、やはりその事件を捜査した関係者だけ......報じられた情報には、砂城は逮捕された後、終身刑で獄中生活を送っていると......根も葉もないことを堂々と報じているわけだ......」
そう言った後に、何かを思い出したかの様に立ち上がった先生は、手元にあったコーヒーを机に置いて、PCを操作する。
その操作によって、PCの画面は、十年前のその失踪事件についての記事に切り替わる。
その記事を俺に見せる様にして、先生はまた皮肉を口にする。
「......砂城が凶悪なら、それに引けを取らない程の邪悪を、この社会は孕んでるよ。この記事を書いたのは俺の知り合いだが、行政府からの指図の入り方が異常だと......そう言っていたなぁ......」
それを......行政府に勤めている俺に言うのか......っと思いながら、しかし先生がこんな話を、わざわざ俺にするあたり、何かしらの意図があると、そんな風に考える。
「深淵を覗く時、深淵もまたこちらを覗いている......そういう話ですか?」
「フフッ......深淵に住むのが悪以外の何者でもないのなら、そうなのかもしれないなぁ......だがどうやら、そういうわけでもないらしい......」
「......どういう意味ですか......?」
「それは......自分で考えることだな......」
言いながら、口元に何かを忍ばせる様に、不気味に笑う彼の表情は、その一瞬だけ、何故だか砂城を彷彿とさせる様な、そういう表情だった。
「......っ」
「......ん?どうした?」
「......いいえ、なんでもありません......」
初老の白木先生の顔が、どうして自分と大して年が変わらない、凶悪犯の表情を思い出させたのか、この時の俺は深く考えなかった。
いや......そうではなくてきっと、考えようとしなかっただけなのだ。
目を逸らすことでしか、それに対しての逃げ方を、知らなかったから。
平日になり、仕事に向かう支度の途中、一件のメールが届いた。
普段なら仕事のメールなど、家に居る時は考えたくもないので、あまり視界に入れない様にしていたのだが......
休日に先生と、あんな話をしてしまったからだろうか......
タイミングよく......いや、最悪のタイミングで、その一件のメールに気付いてしまった。
内容は、やはりというべきなのだろうか......
先日上司と話をした仕事の詳細について、お偉いさん方も含めた会議を、今日の朝一で開くことになったらしく、その会議に俺も同席するようにと......そういう内容だった。
「......なんでまた......」
そんな言葉が、不意に零れる。
口から零れたそれは、言ってしまえば単なる不満に過ぎないことを、こんな時でも俺は、なんとなく客観的に、理解できた。
仕事についての詳細を今日、上司から伝えられることに関しては、なんとなく予想出来ていたことだったけれど......
わざわざそんな上司よりも、さらに忙しいであろうお偉いさん方まで、雁首揃えて朝一に会議とは......
やはり今回の件が、十年前の事件に共通している所があると、そう考える人間が、上にも居たのだろうか......
いや......それはむしろ当然か......
事と次第によっては、下手をすれば今度こそ、CORDの運用そのものが、危なくなるのかもしれない事件だ。
十年前とは、その普及率は雲泥の差で、無くなってもどうにかなる時期など、とっくの昔に過ぎ去ってしまったのだから......
なんせ、もう十年だ......
当時事件に関わっていた人間は、今はもうそれなりに出世しているだろうし、当時上に居た連中は、さらにもっと上に居るわけだ......
当時の上の連中......
砂城の死と失踪した国民達の情報を、世間から隠した人物。
そういう人間が、おそらくこの会議にも、参加するのだろう。
そう考えると、より一層仕事に対して、嫌悪感を覚えてしまう。
しかしそれでも、今の生活を続けるためには、やはり仕事である以上、仕方のないことなのだろう。
調査局に居た頃よりも何倍も楽な日常を、今は生きている。
あんな事件に、あんな出来事に、もう遭遇しないために、俺はこの仕事を選んだ筈だった。
しかしそこまで考えて、失笑してしまう。
「......やっぱり、過去からは逃れられないのかね......」
そんな風に静かに言い聞かせて、俺は自分の部屋を出た。
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