第2話
2日目
今日はアリスと長く幸せな時間を過ごした、飛翔魔装具、プラネを教えてもらった、プラネはベルトにロケットをくっつけたようだ
アリスは機械音痴なぼくにニヤニヤしながら説明してくれた、従来、プラネは1つのパウエルで風をおこし飛行していた、それを2つのパウエルにすることで飛行性能を2倍にしたとのこと
1つを2つにすれば2倍になるのではと思うが、それが難しいらしい、パウエル干渉が起きてパウエルが動作しなくなることもあるらしい
少しずつだがアリスのことも分かってきた、アリスは理系女子で、異世界からきた私に興味があり、これまで使われなかったアリスが開発したパウエルを使わせたいのだろう
プラネを装着する際、アリスは丁寧に取り付けてくれた…
クリオシティをゆっくりプラネに送り込む、2つのプラネは青く発光し、体が浮く、アリスを見下ろす高さまで上昇しただろう、とても安定している
飛ぶイメージはアニメや映画でみてきたから、すぐに飛び回ることができた、記憶だけで魔法が使えるとは、パウエルとは便利な道具だ
上昇、旋回、飛行、そつなくこなす姿にアリスに笑顔がこぼれる
飛行して分かったことだが、ここは森の中、山々に囲まれた場所に学校のような建物がぽつんとあるだけだった
街や村はなく、何もない自然に囲まれた静粛な場所だった、飛行に要するクオリシティは歩く程度、上昇は階段を登るぐらいだろうか
一通り終わった後アリスと会話することできた、アリスはわたしの担当で、プラネを教えてくれるらしい
わたしがこの世界で生きていくにはクオリシティとパウエルを覚えることが最優先で、その関係がこの先重要とのこと
パウエルはあくまでクオリシティを具現化する手伝いをしていて、クオリシティによって様々な力を実現してくれる
アリスはパウエルを研究していて、様々な魔道具を作っている、興味があればアリスが開発中のパウエルを教えてくれるそうな
あとアリスにはチャーリという上司がいて、チャーリは天才中の天才とのこと
チャーリは大型の魔道具をメインに扱っており、他国との競争に勝つべく、この研究所を作った、学校だと思った建物はパウエルの研究所だと分かった
そして明日はチャーリがグンについて教えてくれるらしい、グンはアリスはあまり好きではないように思えた、グンの話の時だけ、アリスのテンションはだだ下りである…グンについてはチャーリから教わるのが良いのだろう
グンのためにも今日はこのあたりにして、明日に備えよう
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