40の人生訓
ジュン
第1話
1.お金の管理
生きていくために最低限のお金はどうしても必要です。金持ちになる必要もないし、お金が生活の全てというのも良くないですが、生活に必要なお金はないと困ります。
2.健康管理
健康マニアは行き過ぎですが、ほどほどの健康管理術は必要です。
3.人間関係の管理
社会生活を送るうえで人間関係を完全に避けて通ることは出来ないでしょう。仕事の連絡や予定の管理などタイムスケジュールの管理も含めて人間関係の管理術が必要になります。
4.意欲
何をやるにしても意欲がないと始まりません。ギャンブルや健康を害すること、人間関係を破壊するような意欲行動は避ける必要がありますが、健康な意欲がないと生きていても楽しくありません。
5.暴力的、破壊的な行動を取らない
自分が取る行動の選択肢の中に暴力的、破壊的な行動を含まないようにしましょう。
6.学習能力
生きていくとある程度の失敗は何度もやってしまうものです。しかし、失敗から学びましょう。同じ失敗は2回まで。3回以上繰り返さないようにしましょう。
7.食事と睡眠と運動
食事と睡眠と運動は健康の要でありかつバロメーターにもなります。食事と睡眠と運動の質に関して意識してみましょう。
8.いいかげんにやれる能力
すべてのことを一生懸命やる必要はありません。一生懸命やるべきことと、普通の努力でいいこと、そしていい加減で構わないことに分けて力の配分をしましょう。いいかげんにできることは1つの能力なのです。
9.一人でいられる能力
一人でいられる能力とは、閉じこもるとか引きこもるとか他者を拒絶して生きることとは違います。賑やかな人間関係も良いですがそれが常にないといられないというのは一人でいられない人です。ある程度一人でもいられる能力を持てるようにしましょう。
10.親から離れる
適切な時期、年齢になったら親から離れていきましょう。それが難しい人は家族関係で傷を負っていることが多いものです。信頼のできる友人や先生、あるいは専門家などの助けを得ましょう。
11.助けを求める能力
助けを求めることは、自分の欠点や恥だと思っている人がいますがそれは違います。むしろ逆で適切な人に助けを求めるのは勇気ある懸命な選択なのです。問題が大きくなる前に自力で手に負えないことは助けを求められないのか調べるようにしましょう。
12.ほどほどにする
何事もほどほどにすることを覚えましょう。完璧主義は達成することは人間には出来ません。かといって何もかも適当過ぎるというのもよくありません。真ん中を行きましょう。中庸は古今東西の普遍的な理想とされています。
13.思考と感情のバランス
考える力は確かに大事ですが、何でも度が過ぎた理知主義は考えものです。芸術や娯楽やユーモアなどの感情に訴える表現を楽しめるようにしましょう。思考と感情のバランスを取れるようにしましょう。
14.家事と仕事のバランス
男女に関わらず家事というものは本来一生ついてまわるものです。仕事は退職や能力的な限度がありますが、家事は原則基礎的な能力であり死ぬまでついてまわります。ですから、すべての人が家事の基本ができるということが良いことです。家事と仕事のバランスを考えられるようにしましょう。家事は女の仕事、といった考えは捨てましょう。
15.何もしない時間を持つ
毎日一時間、例えば寝る前の一時間くらいでも、何もしない時間を持てるようにしましょう。頭も心も体も空っぽにする時間を持てるようにしましょう。デフォルトの時間の価値に気づきましょう。
16.健全なリラックス法
健全なリラックス法の具体例は例えば紅茶を飲むとか深呼吸するとか音楽を聴くとかさまざまです。酒やタバコも完全否定はしませんがそのような依存性のあるリラックス法は適量にとどめて、健全、健康なリラックス法を生活に取り入れましょう。
17.社会性と個性のバランス
社会性を重んじるあまり個性を殺さないようにしましょう。同じように個性を主張するがために社会性を軽んじないようにしましょう。二つの価値のバランスを取れるようにしましょう。
18.結婚について
結婚を他律的な理由でしないようにしましょう。一昔前は日本は取り分け皆婚主義で結婚することがライフサイクルの中に組み込まれていました。しかし現代はライフサイクルからライフコースの考え方に変化し結婚も人生の一つの選択肢と考えるように変わっています。結婚の主体性を確保できないままで結婚するのは止めましょう。
19.子どもについて
結婚して子どもを持つ場合、子どもには親の価値観が親自身にも意識できないまま受け継がれていきます。解放性の高い健康な親であれば子どもは発達を阻害されずに成長しますが、親自身が感情の抑圧や不安や怒りやイライラや鬱に苛まれているような場合、その不安定さは子どもに向けられて子どもの成長を阻害しトラウマを負ってしまいます。ですからそのような場合は、子どもを持つ場合は親自身がカウンセリングを受けて、親自身が自己の抑圧から解放されるように親自身の癒しを求めることが必要になります。
20.晩年と死
70歳の自分がどうありたいか、またどのような人になっているか想像してみましょう。死に方というものは考えてみてもしょうがないものですが、最後に死ぬのは避けることは出来ません。そのことだけ思えば、愚かな行動を取らずに適切な行動を取りやすくなります。
21.義務教育
日常生活に必要な基礎学力について考えてみましょう。学力というと教養のことだと思い、頭が良い人に備わっているものだと考える人もいます。ところが、社会生活の中での基礎学力は実は中学校までの学力です。原則必要とされる学力なので義務教育とされています。物事の判断、真偽の判定と言ったものも、まずは義務教育の学力を持つことが近道です。自分で参考書を利用したりまた新聞を読むことでも養うことが出来ます。
22.尊敬する人を教祖化しない
自分の尊敬できる人を見つけられるというのは幸運です。でも、その人の言うことであれば何でも従うというような、その人を教祖としてしまうのは止めましょう。たとえ尊敬している人でも変だなと思ったことは、それは変だと思います。と言えるようにしましょう。
23.安全な場所と安心感
安全欲求というものがありますが、人間は物理的な安全感、心理的な安心感がないと落ち着いて暮らせません。安全感と安心感を大事にしましょう。
24.違法なクスリに手を出さない
違法なクスリに手を出さないようにしましょう。違法か違法でないかわからないようなグレーゾーンのクスリにもです。まあ一回くらいなら。とか考えずに一回も手を出さないようにしましょう。犯罪行為となり逮捕されたり、身体をボロボロにしたりして良いことはありません。
25.なるようになる
なるようになる。ケセラセラは良いのですが、意味を取り違えないようにしましょう。自暴自棄、なげやりな考えに取り憑かれ、どうでもいいや。という気持ちをケセラセラと言ってしまう人がいます。そういう場合案の定、行き詰まってきてしまいます。楽観主義と厭世主義の違いはケセラセラの使い方にも表れます。
26.大まかな計画を立てる
何かを始める際には大まかな計画を立てましょう。細かすぎる計画を立てないのがコツです。その計画を必要に応じて修正していくこともできるようになりましょう。
27.問題点は紙に書き出す
何か問題点が見つかったら、即解決できないようなことであれば、その問題点を紙や電子メモパッドなどに書いてみましょう。書くことで、思うこととはまた違って、問題を客観視しやすくもなります。解決できるか、できないかを決めつける前に、とにかく書いてみましょう。
28.報酬を遅らせる訓練
報酬を遅らせる訓練をしましょう。現代人は、すぐに結果を出したい。できるだけ早く解決したい。利益を出したい。痩せたい。といった、待つことができない、という人が増えています。でも問題によっては良い結果が表れるまで長い時間が掛かるものもあります。そういう時に、その報酬を得ることが遅くなるということに慣れるように訓練しましょう。
29.一度始めたことは諦めない
一度始めたことはそう簡単には諦めたり投げ出したりしてしまわないようにしましょう。途中うまくいかなくても、やり方を変えてみたり工夫したり、それに詳しい人に助言を求めたり色々解決策を練りましょう。しかし、どうやってもやり様がないようなことであれば断念することも仕方ないこともあります。それは柔軟に考えることが必要になります。
30.整える力
整える力を養いましょう。整えると言ってもいろいろなものがあります。頭の中の考えを整える。心の中の気持ちを整える。それから服装や部屋を整える。例えばシャワーを浴びたり、洗濯したり掃除したり収納したりするのも整えることです。あまりにも整っていなくて、荒れ放題では生活自体が荒れてきます。心理状態にも悪影響が出たり身体の面でも病気にかかりやすくなったりしてしまいます。一方で、強迫的で潔癖症というほどまで整えずにはいられない、というのも良くはありません。整えることが両極端にならずに、人間らしい生活ができる範囲で整える力を身に付けましょう。そう考えると、占い師の仕事もお客さんの何かしらのコンフュージョンを整えて、スッキリさせてお帰りいただく仕事でもあります。
31.起きた後と寝る前
朝起きた後、朝食を食べたりすると思いますが、歯を磨く習慣をつけましょう。それから、朝の身支度をしましょう。同じように夜寝る前にも夕食を食べると思いますが、歯を磨く習慣をつけましょう。
32.トイレタイム
以前に食事と睡眠と運動の大切さを書きました。加えてトイレタイムがすんなり流れていくかを少し気にかけてみましょう。快眠、快食、快便の三快を意識してみましょう。
33.届け出と手続き
いろいろな届け出と手続きを怠らないようにしてみましょう。重要な届け出や手続きはやらないと問題になったら損をしたりします。ちょっと面倒でもやるようにしましょう。逆にどうでもいい届け出や手続きは無視してしまいましょう。
34.嫌いな人を全否定までしない
たとえ大嫌いな人であっても、その人のことを100%、完全否定しないようにしましょう。嫌いな人と無理に仲良くしたりまた、嫌いでないかのように表面的に繕ったりするのは自分に対しても相手に対しても不誠実です。ですから嫌いな人は嫌いであって構いません。しかし、嫌いであっても、相手が人間であることは事実です。ですから、相手にも人権や尊厳や表現の自由、幸福追求権が憲法で保障されています。なので、たとえ嫌いであっても、その人の存在すべてを完全に否定して悪の権化と考えるのは行き過ぎです。嫌いなままでもいいので、完全否定はしないようにしましょう。
35.少し待ってみる必要性
何か問題が起こった時、事態や状況によってはすぐに行動を起こすことが必要なことが多いものです。しかし、事によってはむしろ逆で、少しの間あえて何もせずに待ってみることが必要な場合もあります。問題が起こった時、すぐ動くべきことか、とりあえず待ってみるべきことかを見分けられるようになりましょう。
36.アメニティについて
アメニティ、つまり快適さのことですが、快適な生活が送れるように意識してみましょう。快適生活には、ある程度のお金、意欲、人間関係、身の回りのことを整える力、ある程度の楽観主義、また必要な助けを得る技術や学習能力や必要な医療や薬などたくさんあります。そして、案外大事なのが、温度です。夏はある程度涼しく、冬はある程度暖かくなるようにエアコンを使ったり服装で被服気候の調節をして快適に生活しましょう。
37.贅沢の集中型か分散型か
贅沢をすることに関して考えてみましょう。堅実な生活は庶民に必要不可欠ですが、パンだけで生きることが人間らしい生活とは言えません。贅沢も必要です。贅沢は人によって集中型と分散型の2種類があるようです。集中型の贅沢を取る人は、普段は慎ましい生活をしているけど、例えば夏休みなどは旅行してバカンスを楽しむとか、誕生日には高級なレストランで食事するとか、まとめて贅沢を楽しむタイプです。他方の分散型の人は、毎日コーヒーを飲むのが楽しみとか、タバコを嗜むとか、単品あたりの価格が安価なものを頻度を多くして楽しむタイプです。どちらのタイプの贅沢型か、自分の傾向を考えてみましょう。そして家計を圧迫しない範囲で贅沢を生活に取り入れて生活に色を持たせましょう。
38.他人の感情の責任を取らない
自分の言ったりやったりしたことで、他人がどう思うかを気にし過ぎないようにしましょう。もちろん、意図的に他人を傷つけたり怒らせることをすれば、そのことの責任は傷つけたり怒らせた人にあります。しかし、普通に人と関わって生活したり仕事をしていく中で、いつも自分の言動や行動が相手を不愉快にさせはしないかと不安でビクビクするのは考えものです。感情というものは、相手の感情は相手に属するものです。相手の感情をコントロールしようとしないようにしましょう。
39.正直さと素直さ
人生をなるべくシンプルに捉えられるようになりましょう。そのためには、正直さと素直さが必要になります。自分が自分自身に対しても他の人に対しても正直に素直に関われるようになりましょう。ただ、人間ときには、ごまかしたくなるときもあります。ですから、完璧に正直で素直でいなければいけないとは考えなくてもよいはずです。
40.人生訓にとらわれすぎない
人生訓は共感できるものもあればできないものもあるでしょう。反発を覚えるものも書かれているかもしれません。所詮、誰かが考えて書いたものです。人生訓にとらわれすぎないようにしましょう。まあ、そういう考え方もできるか。くらいに気楽に参考にして不要な部分は無視してしまいましょう。
40の人生訓 ジュン @mizukubo
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