第38話、真田幸隆の情報・・

それからは平和な日々を過ごしていた、今回の世界では家臣とは前よりも上手く関係を保っている上に北条家とも関係が良いままであり前の世界よりも過ごしやすくなっている。






仕事もいろいろとしたからそろそろ休憩をしようと思っていたら仕事量で倒れていた真田幸隆さんを起こした。






「幸隆さん、大丈夫ですか。そろそろ起きてください、幸隆さんがやるはずだった仕事は終わらせましたから」




「それは本当ですか、殿。申し訳ありません、殿の手を借りることになるとはそれにしても本当に素晴らしい実力ですな。殿が未来でいろいろとあったと言うことを改めて信じるようになりました」






まあ、もともとの世界では仕事ぐらいしか逃げ場がなかったぐらいだからね。毎日のように仕事をしていたよ。それにしても役に立つとはなと思いながら休憩をして真田幸隆さんと話をしていた。






やはり幸隆さんと話をするのが面白いので長い間を話をすることは珍しくない状況が多くその日も長い話し合いをしていたら実は真田幸隆さんのほうでも自分のこの不思議な出来事に関係するかもしれないものを調べてくれていた。






それで気になった西国を中心に伝わる伝説を教えてくれたのであった。






それは烏の神様と蛇の神様の関係する話で話ではこの二柱はとても仲が良く、一部の地域では夫婦として扱われるところもあるみたいでその内容は二柱の出会いにそして仲が良くなりそして二柱は恋に落ちて子供ができたと言うのだ。






まあ、いい話じゃないかと思っているとこの話には続きがあって実は生まれてきたのは双子でありどちらしか神になれないらしく、二柱はとても悩んだ末に双子の兄を見捨てて双子の妹のほうを育てることにしたらしい。






うーん、神になれないかもしれないがそれでも育てて欲しいなと思っていたらもし神様になれないほうはそこから立ち去らないと命が亡くなるらしいと伝承では書かれてあった。なるほどそれで双子の兄は出て行ったのか。






その双子の兄がどうなったのかはどこにも記載されておらず、死んでしまったという説、実は神様になった説、そして下界に降りてきた説と言ういろんな説があった。






その中で幸隆が注目したのは下界に降りてきた説でありこれで降りてきたのは自分ではないかと言うものであった。そんなまさかと思っていたがここで真田幸隆さんが






「しかし、殿。殿はこの世界に戻る前に大きな大蛇が現れて丸呑みをされたのですよね。もしこれが殿を救うためにした根拠が出てきます。それは我が子を救うためにそうしたのではないでしょうか。もちろん証拠が少ないから確信とは言えませんが一つの可能性としては見ても良いかと思いますが」






確かに今の情報で考えて矛盾はないから納得はできるな、けれどもいくら何でも考えすぎではないか。でも幸隆さんが頑張って考えてくれたからそうかもしれないと考えておくことにした。






それ以外で何か面白い言い伝えなどはなかったと聞くと西国に思わず笑ってしまった話があったので教えてもらった。






それは桜色の髪の毛をしたある女性がとある地域を救う条件に美しい娘を献上をしろと言う者でなんで女性が女性を貰うのかな・・・もしかして食べるつもりかと思いで聞いてみると幸隆さんが殿の考えは捕食と考えていますがこの女性は百合みたいでそちらの意味で食べていたらしい。






そっちですか、そんな意味で食べていたのですか。それが毎年のように起きてはまた美しい娘を貰って食べていたとか。おい、その桜色の髪の毛をした女性はどんだけ女好きなのだ、女性なのにと思って少し笑いそうになっていた。






そして七人目を食べた時にこれ以上はまずいと考えた村人が旅人に協力をしてもらってわなを仕掛けたらしい、それがお酒をおいて酔わせると言うのでその女性自体は別にお酒は好きではなかったけど女性を酔わせてお色気を出させたいためにその女性は良いお酒なのかと思いで飲んだらしい。






すみません、そんな動機で飲む人は初めて聞きましたけどと言うかどんだけ女性と百合をしたいのですか。と言う前にすでに七人も食べているのでしょう、その女性。いろんな意味ですごいわ、その時に旅人と戦って負けてしまったらしい。






良かった、旅人が負けたらとんでもないことになっていたのは間違いなし。そうして物語は終ええるがここで幸隆さんが自分に笑えない最後があるのですが聞きたいですかと聞いてきたので自分はそれはもちろんだと言うと思い口を開くように話してくれたのであった。






「そうですか、それならば教えましょう。実はこの物語の女好きの女性の名前があるのですが・・・桃花と言う名前の女性らしいのですが・・・殿、その女性と出会っていたのですよね」






いやいやいや、まさかね。あの桃花さんがどうせ同名でしょう、桃花さんに限ってないない。確かに自分が知っている桃花さんは女性ばかりを見ている人で時々ハァハァと言って顔を赤くしているけど。




温泉が好きだと聞いたのでその理由はと聞くと桃花さんは女性と女性の裸の付き合いができるから最高に大好きですと言っていたけど。






自分を調べていたくノ一を捕まえて素性を晴らすために桃花さんがやると言ってお願いをした時に獲物が手に入ったような表情をしたいたけど、その後に桃花さんの部屋からいろんな意味で甘い声が聞こえていたけどと幸隆さんに説明をすると






「それってもう確信じゃないですか。その伝説に出てくる桃花さんじゃないですか、いろんな意味で殿は凄い人物たちと出会っていますよね」






確かにそうだなと思っていた、そのような会話をして過ごしていた。その翌年は真里谷家が正式に上総の国を治めるように上総介を貰えるように今回も自分の足で都に上ることに決めたのであった。






幸隆さんからは危険ではないでしょうかと言われたけど自分は大丈夫、前回は家督を相続したのに都に向かったからまだ嫡男と言う身分ならば少しは前よりもいいはずだと言ってみると幸隆さんは諦めた表情でそうですか、ならば気を付けて行ってくださいねと声をかけてくれた。






自分はもちろんだと言って都に上洛する準備を始めるのであった。

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