第45話・第2イベント:報酬
交換リストの前に、ボス戦などして上がったスキルを確認する。イベントをしていて途中で手に入れたスキルは風、水、土、さらに上位の【雷魔法スキル】を獲得。
中級スキルとして発掘、ルーン、刻印を獲得。精霊語も中級スキルとして進化した。それに【召喚術】のレベルが上がり、【使役術】というスキルも獲得した。【使役術】は召喚魔法系で呼んだ個体の強化できるようだ。
スキルスクロールで氷、樹、爆の魔法スキルを取るのもいいかもしれない。それと【暗黒魔法スキル】という、邪属性と闇属性に関するスキルも。これは高いが良い出費だろう。それというのも、今回も補助という形で活躍した扱いであり、かなりポイントを獲得していた。
おかげでスキルスクロールをとっても、まだ少しポイントがある。ここからアクセサリーを確認するが、召喚系強化は無さそうだ。んータマゴ系も新しいのは無し。なら生産系に全振りしてもいいかもしれない。
「となると各種魔法系のスクロールを取って、生産系の施設を取るのも良いか」
一番高いのは魔導鍛冶場。錬金術、魔法系スキル、鍛冶に関する工程を補助、アシストしてくれる建物だ。置く場所が無いか調べないといけないが、いざとなれば土地を買うという選択肢も取れる。これは買いだな。
タマゴを入手したときのため、ユニーク個体にするのも買っておいて、畑の上限を増やしておこう。スロットオーブ、これも一つとれるのならとっておかないと。これはアクセに使う。
「さすがにポイントが少ないな」
後のポイントを増やすことを考えると、道具系で終わりそうだ。この魔導の鍛冶セットというのを買おう。それからは素材を数種取る。
「後は素材を少しとって終わりかな? スキル系はよく見ておこう。補助できるスキルがあるかもしれないからな」
そうして調べていると、創作神ヘファイストスの像がある。なにか効果があるにしても縁起が良さそうだな。ポイントもまあまああるが換えるレベル。
「これにしておこう」
こうしてポイントを使い切って交換しておく。
その後は次はゲーム内でどうするか。チャットの方で黒猫達と連絡する。ゲーム用のチャットルームで魔法系スキルを取ることを伝えた。
『マジか、ありがとうー』
『けどかなりポイント入ってるね。どんな風に入ってた?』
黒猫からのメッセージで、ポイント獲得条件を見る。ほとんどが他プレイヤーへの援助と、アイテム提供だな。製作もある。イベント時に作ったアイテムの譲渡など、それいったことが高ポイントへつながったようだ。
『聖牛達の子供も上げていましたからね』
『私もパピヨンの子がホームに来てくれました。それでもノートさんの子とは別の種類なので、布のやり取りはそのままでお願いします』
ガーネットやダイヤからもそう言われ、黒猫はしばらく鍛冶スレで色々情報見ておくそうだ。自分も顔を出そうかと考えたが、辞めた方が良いとのこと。
『いっやーあそこ性能厨やガチ勢とか、気持ち先走る人が多いからやめた方が良い。自分も先走ってるし』
「あれ? まだレベル1だから性能差や特殊能力とか微々たるものだよ?」
『うん。気を付ける。バカなことやって、ノートのゲームライフ邪魔したくない』
んーそれでもにじみ出る、性能アップに心躍ってるな。気持ちはわかる。やっぱり性能の良い武器で戦うのは楽しいんだろうからな。魔法を手に入れる自分もそんな感じだ。
魔法製作も中級レベルになったし、ここからレベル上げをした方が良いな。やはり魔法を作って売りに出した方が良いな。基本レベリングはそれを推奨されている。
魔法ギルドに卸す人もいるからね。良い魔法を卸していると、こういうレシピがあると教えられた人もいるから、プレイヤー相手にだけ卸すことはしなくていい話になっている。
「爆魔法は爆発するフレンドファイヤが多いけど、火属性魔法は強くなればなるほど単体への攻撃力が高くなるからな」
全体は風かな? 他の属性もレベル上げていればいいかもしれない。
『あっ!そういえばノート、神聖魔法持ちだよね! もしかして暗黒魔法取っちゃった?』
「取ったけどどうしたの?」
『神聖魔法と暗黒魔法を持つと、スキルレベルが上がりづらくなるらしいんだ!』
「そうなのか、まあ必要経費だよ。うん。ありがとうね」
そんなやり取りの中、黒猫はせっかくだからと【錬金鍛冶スキル】の入手方法と、森林エリアボスモンスターのモーションを確認して護衛するらしい。それに感謝しつつ、今度はどんなモンスターを探すか考えていた。
「雪山の方角行くからな。山でのモフモフしたモンスターをテイムしたいな」
そう考えながら、しばらくはゆっくりと過ごしている。ゲームはまだまだこれから、楽しんでいこう。
まあ鍛冶スレは今回のイベントで新しい物がたくさん発見されて、阿鼻叫喚している。まあそうだよね、できることが増えて、どう強化すればいいか、もはや頭の痛い話だ。そこが売りなんだろう。頑張って強い武器作ろうっと。
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