第25話・イベント終了:アイテム交換
しばらくしてログインする。街中ではないが、畑周辺に変化はない。交換リストの確認をする前に、みんなの様子を確認する。こちらも問題はないようだ。
交換リストの確認、内容は少し豪華に思う。
ゲーム開始前に、ナーフされた内容がある。やはり上昇系のスキルはレイド戦において、一番高い人のスキルのみ適応されるらしい。
だがその人物が【妖精の腕輪】を所持して使用していると、妖精の分は加算されるという話だ。つまり自分の攻撃と敏捷の上昇は変わらない。
それを踏まえてみると、やはり豪華なリストになっている。
「【妖精の腕輪】が交換アイテムにあるな」
魔法シリーズの欄に【妖精の腕輪】がかなり高めに用意されていた。人によってはスキルである【古代語スキル】のスキルスクロールと交換するだろうな。精霊語は無いのかなぜだろうか?
スキルや装備、魔法や従魔のタマゴ。施設に至るまで豪華でいくらあっても足りないなと思う。
三回のレイドに途中とはいえ参加したから、それなりのポイントがある。
「魔法から一つ欲しいな」
魔法で気になるのはアイテム名っぽいものだ。一番高いポイントで【風虎の爪】だな。まずはこれを選ぶ。
スロットオーブも交換が可能だ。これを一つ選び、タマゴの方を見る。
従魔のタマゴは孵し方は普通に所持するだけらしい。倉庫に大切に保管しているだけでもいいとのこと。
だが気になるのは、施設の方にあった。孵卵器施設というものがある。能力はモンスターのタマゴを孵すとき、能力を上げてくれるらしい。それと共にタマゴの中身をユニークにする『ゆりかごユニーク』というのがある。これは一度きりらしい。
これとタマゴをもらうと、一気にポイントが無くなる。だがいいか、こういうのは高い方が良いはず。タマゴは『白銀のタマゴ』を選ぶ。
さすがに高い買い物だな。続けて生産部屋という、生産に関係する全てに対応できる部屋らしい。生産成功率は20%。ちなみに鍛冶部屋とかは限定されるが30%らしい。まあこれは仕方ない。
残り僅かだが、畑の上限を上げて畑を購入するものを選び、種は諦めよう。
最後にこの施設、原石研磨機を購入して、最後に大きく買い物できるか?
「アクセから選ぶか」
調べてみると『精霊のピアス』がある。これは召喚系を強化してくれる。これで最後っと。
交換し終えて、設置とオーブを使用しよう。使うのはアクセ枠で良いだろう。
「二回目の強化は、リファは変わらないね」
「そーかー?」
んー頭は良くなったかもな。それは言わない方が良いな。
そして新しい魔法、それは風属性の虎を召喚した。鑑定したらエアタイガーというもので、戦闘特化らしい。
戦闘中以外は楽にしてもらおう。それに喜んだのか、ミルクタンク達と共に仲良くしてくれている。よかったよかった。
孵卵器は建物の中に設置するものだった。部屋数増やすかと思いながら、空き部屋に使用する。
タマゴの様子をみんなが見に来てくれる。早く孵ると良いね。
原石研磨機は外に設置できた。これに原石を設置して研磨してもらう。
貯めていた原石を研磨してもらいながら、他に変わったところはないか確認しに出向くことにした。
なにか変化があっただろうか?
◇◆◇◆◇
そこそこ変化があった。まずは冒険者ギルドから討伐の感謝が送られていた。
最後のポイント貢献のため、レイドボスの食材は大切に使われる。多く納品されたおかげで、食料についての問題が解決したらしい。
ただ王国の方が打撃を受けて、もしよければと王国に食べ物を納品するクエストができていた。
やはり王国はダメージが大きかったらしい。少しでも良くなれば良いな。
食品の納品も考えて納品することにして、他に確認したがそれ以上はなにもないようだ。
黒猫達とも連絡が付いた。とりあえず王国のルートは解放したらしい。
「せこい奴らいたけど、速攻で片づけた」
「そうなのか」
ザ・ワイルドはいまだ健在らしいが、やはりというか、王国ルート解放されて、自分達もと息巻いていたが、なかなかソードリザードマンを倒せないらしい。
「もともとトップガチ勢が王国ルート解放しなかったのは、イベントが近かったからだもんね」
「そう、彼奴らもうざかったから、平原は貸していただけ」
だがもう容赦する必要は無いと、ガチ勢が道を切り開き、他のプレイヤーも連れて行ってくれているらしい。
妨害しようとする者達がいたが、それはやりすぎとGMが捕まえたらしい。もしかしたら垢バン判定だろうとのこと。彼らに関しては気にしないことにした。
王国の方は崩壊した建物や、更地になった土地がある。町の人も活気が無く、中には開拓者を恨む者もいるとのこと。好感度下がってるな。
とりあえずガチ勢は好感度上げと王国復興を目指すようだ。
「黒猫はどうする?」
「んー水晶の洞窟、ガーネット達にも紹介してよい?」
「いいよ。配信に使うの?」
「たぶん。それとガーネット達の方でも、魔銀石を確保して、ノートに渡すのもいいかもって話したから」
「んーそれだと厳選手伝わないとな。とりあえずは神聖十字剣みたい装備を作れば良いんだね」
「うん。斧や槍もお願い」
「分かったよ」
しばらく忙しくなりそう、いまある素材で少し研究するか。
少し取りに行くため、蜘蛛のところの様子見をして倒して、素材を持って帰るのであった。
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