日本の18歳以上が全員じゃんけんして負けた1人が死ぬ物語
誰かの腰巾着
第0話 プロローグ
ある日総理大臣は言った
国民の全員でジャンケンさせたら面白いと思わないか?
面白いとは思わない?
ああそうだろうただジャンケンさせるだけだったらそれはつまらないだろう。
だから最後に負けた1人には
罰を与えることにする。
そうすれば最後の人たちは必死になってくれるだろうからね
参加は強制だ。
そんなのあんまりだって?
倫理観がおかしいだって?
でも可決してしまったんだ...
なんで可決しちゃったんだと思う?
きっとみんな人生がつまらなかったんだ。
ただ争いもなく平和に生きてきた私達にとって
争いとは憧れでもあったのかな?
でも戦うのは怖い 血を流すのは怖い
だからジャンケンならいいじゃないか。
ジャンケンならいたくもないし怖くもない
最初の内はね...
こんなに沢山の人口がいるのに自分が選ばれる訳ないって誰もがそう思っているよ。
私だってそうさ、
もちろん私も参加するよ、文字どうり全員参加だからね、私だって高みの見物を決め込むつもりは無い
参議院や衆議院などの権力を持っている人だって参加させるよ...
だって可決してしまったのだからしょうがないよね?
まあ最後の一人に選ばれるなんて事は無いだろうから皆渋々参加してくれるだろうね。
お金の力で解決してもいいし...
3年後にジャンケン大会をしようと思う。
ジャンケン大会なんて可愛い名前ではあるが
この大会では人の美しさや醜さなどが見れるだろうね。まるでドラマのようだ
いや違うね
これは演劇や芝居なのでは無い
人生そのものだドラマなんかでは物足りない
人の濃厚な人生が見られるかもしれないね...
これはジャンケンでは無い ...人生そのものだ...
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