天才と秀才
端
描くでも書くでも演じるでも作るでも奏でるでも踊るでも
夢の儚さや輪郭のなさが、何故将来への理想と同じ音と言葉で並べたてられるのだろうか。
○○○事は楽しかった。しかし、1人で形作れるほど確かなものではなく、他者の存在があってこその完成であると考えると、どうしても比べてしまう。
○○○事はある種のコミュニケーションであるし、目標への位置取りをしながら進むことである。決して自己だけで完結せずに影響を与え合い作るものである。すると、どうしても目には、誰かが映り込んでしまう。
――こんなのは、こんなものは。
渦巻く感覚は、感情は。劣等感なのか、愛なのか、憎しみなのか、執着なのか、呪いなのか、祈りなのか、それとも。
自身の瞳に映るのならば、相手の瞳にも自分が映っていて欲しいと思うのは。
曖昧な形を捏ねていく、重ねていく、輪郭を捉えていく、ぼやけた境界線をなぞっていく、滲んでとけていく。掴めそうで掴めない、形のないものを捕まえようとするもどかしさが、前に進もうと出す足に絡まり、もがけばもがくほど苦しみと痛みとなる。何度も、何度も、何度も、何度も。
嗚呼、いっそ私を殺してください。そのあなたの凍るような様な雷で。何を感じる間もなく焼き切って欲しいのです。この感情が膨れ上がってあなたをどうにかしてしまう前に、どうか、
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