第8話駅構内の太い円柱に山科明花(やましなさやか)

阪急梅田駅の改札手前で待ち合わせだった。


駅構内の太い円柱に山科明花(やましなさやか)は凭れて僕を待っていた。

まだ見ぬ彼女をキョロキョロと駅を往来して行く人並みに目を遣った。

この人かな?あ、あの人?僕の目に留まるのは、好みの女性ばかりだった。

スラッと背が高くデニムが良く似合うくびれがロングストレートの黒髪。しかも鷲鼻が良い!

「あのう・・・。」おずおずと声掛けしてくれたのは、背が低くて、団子鼻・・・。しかもリクルートスカートを履いていた。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

不倫のお京(けい)はん しおとれもん @siotoremmon

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る