第16話

「だってストロベリーが言ってた。あいつ男いないって。全然モテないから。パインだって、その手の話に乗ってこないし、絶対男いないってさ」


「…そうなんですね。じゃあ、気持ち悪がられたかもしれません…申し訳ない」


「バカ。もう寝るよ」


「え、続きは?」


「やだもう寝る!」


「さっちゃん困ります。このままでは眠れません」


「もー!零のバカ〜!」


「お願いします」


結局、零の思うがままだ。

翌日は、午前中モデルの仕事で、午後から学校〜


すると、マネージャーから連絡が。学校なんですが?


「ブルーベリーは活動休止になる。だけど、その間は3人で活動はしていいそうだ」


「…ねぇ、なにしたの?ブルーベリー」


「ネットの掲示板に、変な店で働いていたかのような書き込みがあったって、この間出た番組のプロデューサーから連絡あって。削除してもらったけど、念のために」


なにそれ、そんなの全然関係ないに決まってる。


嫌がらせだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る