段の無い階段暗くさめていく裸足で踏んだ蛍一匹
(下記単語の羅列お呼び独り言は作り上げるまでの過程そのものです。短歌作成時の頭の中をお楽しみください)
野良ガエルさんから頂いたオクシモロン。
段の無い階段
スロープみたいな人生だ。
手摺もなくてよろける。
暗闇の中、段の無い階段をのぼっているみたいに、上がっているのか下がっているのかすらわからない。一生涯踊り場にいるのかもしれない。そんな焦燥感に襲われる。
ガラスの靴シンデレラさ
踊り場
今いるこの場所は落ちてくだけのゲーム。それなら俺はただ踊るだけで勝てるはず。夜を超えていけ。今に言葉もなにもなくなって、走り出すこの身が。
夕焼け。Scoobie Do。
暗闇の中、スニーカーを脱ぎ捨ててみる。セメントのひんやりさが確かまる。
たくさんの不幸が 君に会うための布石
怒りを人質にして君は笑う
怒りを人質にして盲目の君が笑った 夕日に溶けるみたいに
段の無い階段に一人素足で突っ立つ
段の無い 階段に立つ
突っ立つ。
蛍を追いかけて立ち止まる段の無い階段にて
こんなにも輝かしいのは光ってない時間があるから
蛍突っ立つ
蛍。使いたいな。二物衝撃になるかな。
スニーカーを脱ぎ捨てた蛍が段の無い階段で突っ立っている
意気消沈消息不明
スニーカー脱ぎ捨て突っ立つコンクリは段の無い階段みたいでワロタ
だんのないかい だん
段の無い階段バカ野郎 ダンカンバカ野郎
段の無い 階段暗く ひんやりと 裸足で踏んだ 蛍一匹
段の無い階段暗くひんやりと裸足で踏んだ蛍一匹
ひんやりとって急に可愛すぎん?
冷たいとかそういう言葉の方が良さそう。
暗く、が「く」で終わってるからもう一回「く」が来た方がリズム良い。
段の無い階段暗く冷やっこく
冷やっこくも急に親近感あるって言うか、距離詰め過ぎやん。
冷ややかな 冷ややかく(?)
段の無い階段暗くひんやり裸足で踏んだ蛍一匹
段の無い階段暗く冷ややかな裸足で踏んだ蛍一匹
階段暗く 冷めきった 裸足で踏んだ
冷めていく(地面が冷めていくことと裸足が冷めていくことのダブルミーニング。つまり、日が落ちて暗くなってから随分時間が経って冷めたと言う時間経過(物理的な時間経過)と今まで走って来たから熱を持っていた足が歩みを止めることでどんどん温度を下げていくと言う時間経過(精神的な時間経過)の二つの意味が介在する)
階段が暗く冷めていく 冷めていく裸足で
段の無い階段暗く冷めていく裸足で踏んだ蛍一匹
ひらがなで「さめていく」の方が良い。
段の無い階段暗くさめていく裸足で踏んだ蛍一匹
字面を犠牲にトリプルミーニングを狙う。(字面は冷めていくの方が良いように思う)
覚めるとか褪めるとか。目が覚めたから暗さの中で蛍を見つけられたのかもしれない。しかも光らない蛍を。これ、死んだんかな。「踏んだ」って言ってるけど死んでるとは言ってないし、生きてたら良いな。
裸足が褪めているという取り方も良いかなと思う。ケガがもう生傷じゃないって言うか、かさぶたとかできてそうに思える。
こんな天地の定かでない場所を裸足で歩いて、いつの間にか小さな光すら見失ってしまった。それは自分の足元にあった。それは光らなくなっていた。それは多分自分が潰した。それは虫けらだった。それは夢だった。それは幼き日の願いだった。それはお父さんとお母さんが僕を生んだ意味だった。
暗闇で突っ立っている。ただそこに突っ立っている。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます