はじめてコメントさせていただきます。

最後まで読ませていただきました！
文章が上手いのであっという間に読めました。
それに、情景や匂いなど五感にまつわる描写が細かくされていて、物語の世界にすっと入ることができました。
とくに、お産のシーンはリアリティありました。

主人公の辰巳は懸命に生きていて、とてもいきいきしていますし、一方の中條様は落ちついた雰囲気で、対照的なところがお互いの個性を強め合っている感じがしてよかったです。

あと、旅籠のシーンで銭のない辰巳が馬小屋に泊まるのがいいなと。
物語なら中條様が辰巳の分も払ってしまいそうですが、世の中そんなに甘くない(とくにあの時代は)というのとが伝わってきて。

「①」ということは続きがあるのでしょうか？
辰巳の今後も気になりますし、中條様が金創医になった理由も気になりますし、続きがあるようでしたら楽しみにしています。