「パーク全体」「ジャック・ザ・リッパー」「パーティ・フェスタ!」「ザ・シャーロック」
■パーク全体
まず目に入ったのが、あまりにも多いシャッター!
ヴィーナスフォート跡地に建てられたとはいえ、シャッターのまま営業しちゃう!?
そして、謎の何も無いスペースたち!
空間を埋めるため、申し訳程度に置かれたベンチ!
これまた空間を埋めるため置かれた土管!
これは……期待できる(いろんな意味で)。
■ジャック・ザ・リッパー
最初に行ったのは、「ジャック・ザ・リッパー」というアトラクション。
6人くらいで持ち手のあるロープを掴んで、お化け屋敷を歩くアトラクションです。
さてみなさん。
少し話が飛びますが、「怖いお化け屋敷」とはどういうものだと思いますか?
私は世界観を作り込んでいるお化け屋敷だと思います。
たとえば富士急の戦慄迷宮は、廃病院の世界観を作り込んでいます。
(TVで見たことがある程度で、私は実際には入ったことがありません。それでも怖い雰囲気は伝わってきます)
ナンジャのもののけ番外地も、可愛くて怖い世界観が作られています。
では……真っ暗な道を歩くだけのお化け屋敷は、怖いでしょうか?
そう「ジャック・ザ・リッパー」は、真っ暗な道を歩くだけのお化け屋敷なのです。
そのため要所要所でお化けの仮装をしたスタッフが「ばあ!」と出てくるのですが、驚くのは最初の1回だけです。
2回目からは、「高校生が文化祭で作るお化け屋敷みたいだな」「真っ暗だから待機中のスタッフはひたすら虚無だろうな」とこっちまで虚無になってしまいました。
■パーティ・フェスタ!
ヴィーナス像の周りで行なわれるパレード。
これは楽しかった!
バイオリン生演奏&サックス?生演奏&外人歌手の生歌&ダンサーたちのダンス。
途中で観客の何人かを誘ってステージに上げて、一緒に踊って楽しむ。
英語が苦手なのでどんな歌を歌っているのかは全く分からなかったけど、それでも楽しい。
ただ一つ気になったのは……パレードが終わった後、床に散らばった紙吹雪をスタッフが永遠に掃除してるんですよね。
必死にホウキで掃いているのですが、紙吹雪と凸凹した床の相性が最悪すぎるんですよね。
特に銀テの紙吹雪が床に貼り付いていて全く取れてない。
それなのに、みんなホウキで掃いていて、掃除機は1つだけ。
もっと掃除機買いなよ……。
もしくはコロコロ買いなよ……。
■ザ・シャーロック
今回体験した唯一の有料アトラクション。
シャーロック・ホームズと彼の周りの事件を、パーク内の広いスペースを使って魅せるスケールの大きな演劇。
いくつもの部屋やステージがあって、同時進行で様々な事件が起こっていくというアトラクションです。
演劇の内容は口外禁止のため、内容以外のことを書きます。
この演劇、しっかり観たいと思ったら、めちゃくちゃ階段を上り下りする必要があります。
必ず履き慣れた靴で行きましょう。
そしてこれ、めちゃくちゃ危険です。
大勢の人間が薄暗い階段を走って役者を追いかけるので、いつ転倒事故が起こってもおかしくないです。
実際「走らないと後ろの人に突き飛ばされて転ぶ!」と必死で走った場面が何度もありました。
誰もが一度は学校で避難訓練を行ったことがあると思います。
その際、先生に「走らないで」と注意されたはずです。
ですがそのルールが無く「もし大勢の人間が同じ場所目掛けて走ったらどうなる?」
その回答がこのアトラクションで分かります。
いつドミノ倒しや、転倒した人の上に人が積み重なる事故が起きても不思議ではありません。
間違ってもお子さんは参加させちゃダメです。
保護者同伴ならOKと書いてあるけど、危なすぎます。
また、役者によっては観客が集中するんですよね。
題名にもなっているシャーロックホームズは大人気で、人が多すぎて上手い位置取りをしないと他人の頭しか観えません。
それもあって、みんなが必死でホームズを追いかけて、良い位置を取ろうと走るんです。
私は転倒事故が怖すぎて早々にホームズを追うことは諦めました。
この辺は体験回の客層にもよるでしょうが、「ザ・シャーロック」というアトラクションでシャーロックホームズを追わない観客ばかりの回は無いと思います。
あとこれ、システム的に、起こった事件のうちの一部しか見ることが出来ないんですよね。
たくさんの役者がそれぞれの場所で演劇を繰り広げていくので、どうしてもすべてを観ることは出来ません。
こういうシステムなら、リピートして観ると新しい発見があって楽しい……はずなのですが。
ここでネックとなるのが、アトラクションの価格と階段上り下りのハードさです。
リピート出来る金銭を持っている客層は、疲れてしまってリピート出来ない。
リピート出来る体力を持っている客層は、価格が高すぎてリピート出来ない。
そのため大抵の人は、リピートしないでしょう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます